アフィリエイトの文具評論家ブログ実装版The Critique of the Stationeries with an Affiliate blog

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ぺんてる エナージェルアロイBL407


[ぺんてる 9159457] (まとめ)ぺんてる ハイブリッドテクニカノック用替芯 0.5mm 青 10本入:Amazon.co.jp
ぺんてる ボールペン替芯 ハイパーG XKLR7-A 0.7黒 10本セット:Amazon.co.jp

 ぺんてる海外支社が販売しているアルミ合金軸。$9.95, £9.50, 発売年不詳、インド製。米国市場では軸色が3色、欧州市場ではエナージェルスターリングの名で8色ある。替芯は国内版と同じくLR / LRN

 エナージェルはゲルインクボールペン。国内ではプラスティック軸BL70系を標準に、キャップ式や廉価版、金属軸回転繰出式高級版などがある。書き味に定評あり、低い筆圧でも明瞭な線で書ける。
 欧米向け本品は、つや消しアルミ合金製ペン軸に浮きあがった光沢が目をひく。一見塗り分けられたような光沢は、ワイヤ放電加工か多重鍍金かわからないが陽刻、0.1mmほど浮き彫りされている。とくにグリップは効能ありながら肌を痛めない滑り止めとなっており、ゴムグリップも菱目ローレットも苦手な者にぜひ薦める。
しかし仕上げがザツ、ルーペで見れば粗く、上級品ではあるが高級品ではない。パイロット エヴォルトストライプ(おそらく蝕刻、たぶん日本製)と比べると差がわかる。これを造るインド工場も指導されれば「キズ一つ無く製品出荷」とか「精確こそが美しさ」などと言い出すのだろうか。

・ノックボタンは押しやすく、仕上げがザツでも作動に支障ない。ボタンは定位置に戻る。作動音あり、ノック負荷約450g、BL70系と同程度。
・ポケットクリップは狭持力が強い。磁性あり。ペン軸尾端に深い溝が彫られ、ポケットから抜き出す動作を補う。
・ペン軸のバーコードラベルは剥がせる。

a) 本品BL407
b) エナージェルBL75Z
c) エナージェルX BL107
d) ゼブラF701
e) ラミーロゴL206
f) 三菱ジェットストリームプライムシングルSXN-2200

・ペン軸はグリップから胴軸まで直筒形。重心はほぼ中央、重量配分が偏っていない。
・エナージェルシリーズはペン軸が大きめ。本品もやはり大きめ、でありながらアルミ合金のため20g程度。20gは決して軽くないのだが、ほぼ同重量のステンレス軸ゼブラF701より大きいため、相対的に軽く感じられる。
・ペン軸表面の模様はBL70系を踏襲し、クリップ反対側の二重三日月模様もグリップの波紋模様(ぺんてるは指紋模様と呼んでいる)も陽刻で再現している。通例、金属表面に施される彫刻は陰刻。陽刻が全面にあるのは珍しく、滑り止めとしても装飾としても本品を特徴づけている。
・グリップは従来品よりやや長く、ペン軸中央付近を握れる。握る位置とペン先(支点と作用点)の間が長ければ、自ずと低筆圧で書くことになる。後述するように、インクが水性ゲルであることも書きやすさを助けている。
・口金は金属製。従来品よりやや長い。替芯のぐらつきは標準的だが、極細0.3mmで5mm罫に書ける。金属製なのに口金先端が厚く、替芯ペン先を見づらいのが難点。ペン先出没孔をφ2.5mmへ拡張してJISゲルL型用へ改造できるくらい厚い。とくに0.3mmや111.0mm長替芯(後述)が見づらい。ロゴ206のように面取りしたら見易くなる。

グリップを外して替芯交換。ねじは凹凸ともに金属のようだがアルミではなく、弛んだことがない。 [ぺんてる エナージェルアロイBL407]の続きを読む
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  1. 2018/01/15(月) 06:00:00|
  2. ボールペンBallpoint pen
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北星鉛筆 #9500

ブンドキにHとFはない。

【北星鉛筆】事務筆記用鉛筆 #9500(硬度:HB)

【北星鉛筆】事務筆記用鉛筆 #9500(硬度:B)
【北星鉛筆】事務筆記用鉛筆 #9500(硬度:2B)
ブンドキ.com Yahoo!店

 2021年から2025年にかけて大学入試が変わる。高大接続システム改革会議が紙とマークシートを残すと決定したが、電子化は覆ることのない時代の流れであるから、やがて訪れる変化を拒めないだろう。
よってマークシートに適していそうな鉛筆を売りこむなら今しかない、というわけで鉛筆を紹介する。今回はHとF、摩耗が少なく、売れ残っている芯硬度である。

 木軸2mmシャーペン、大人の鉛筆で知られる同社の事務用鉛筆。発売年不詳、日本製。

φ7.7mm×175六角軸、両切り、芯径2.05mm/H、2.1mm/F、2.2mm/HB、約4g
芯硬度:4H~4B (F含む)
1ダース480円@40円税別

銘は二面にあり、表銘金字
Super Drawing ”KITA-BOSHI” [北星ロゴ] 9500 [芯硬度、白抜き囲み文字] [JISマーク、1998年3月まで]
裏銘銀字、ロット番号
FOR RETOUCHING & SPECIAL DRAWING *[芯硬度]*

 マークシート試験ですばやくマーキングするため太芯を薦めてきたが、今回は摩耗が少ない硬芯を薦めよう。摩耗が少なければ削り直す回数も減り、太芯と同じく時短できる。ここで薦めるのは日本のHとF。舶来鉛筆のそれらは色が淡くてOMRに反応しないことがある。
 日本の軟らかいHBは、書き味が良く色が濃くても書き減りやすく、細かい計算をし続けたり、(導入が予定される)記述式試験で文を推敲・斧鉞すれば芯先が丸まってしまう。シャーペンに馴らされた受験生にとってそれは忘れてしまった鉛筆使用上の注意だろう。
芯先が丸まったらマーキングに使って、削っておいた予備鉛筆を新たに出して交替させるローテーションを組めばいいのだが、ここではHかFで交替までの時間を延ばして、いや予備を予備のまま脇に置いて交替させることなく解答に集中することを目論む。
ちょっと何を言っているのかわからないと思うが、従来、マークを塗りやすい方法として芯先を尖らせないことを勧めてきた。だから太芯を薦めてきたし、標準的な芯径であれば芯のみを露出させる鉛筆削りや芯先を尖らせない鉛筆削りを併せて紹介してきた。
対して理数系問題では筆算が必須となり、それには別途尖らせた鉛筆かシャーペンを要し、尖った筆算用と鈍ったマーキング用二本を使い分けることを勧めた。
それを硬芯にすれば使い分けずに一本で解答してしまえるのではないか、という目論見である。その成功を保証しないが、しかし失敗も保証しない。
 いっぽう難点は、書き味が堅くて手が疲れ、芯先が尖っていると硬いために紙面を凹ませて筆跡が消えにくくなることだ。逆に鈍っていれば紙面が凹まず、跡も残りにくい。だから鉛筆を削り直す際には半端に削るか、尖らせずに削れる鉛筆削りを使う。


ソニック かるスピンSK837 (五段階調節、鈍1.1mm→0.9→0.7→0.5→0.3尖、数字はおおよその芯先径、以下同、切削角度25°)、
クツワ ケズールRS007 (五段階調節、鈍1.8→1.5→1.2→0.5→0.3尖、∠23°)
ナカバヤシ楽らっち6 DPS-T201 (六段階調節、鈍1.4→1.2→0.9→0.7→0.5→0.3尖、∠22°~23°)
新品鉛筆を尖らせずに削ると芯先が平らに仕上がるから、模試等で使って丸めておく。

 この鉛筆は軸径も芯径も標準的だから、木鞘のみを削って芯を剥き出す鉛筆削りで削れる。
一日めの文系問題では芯を露出させるだけで尖らせないア)。
それで解答すれば芯が減ってイ)になり、それを削れば尖りすぎずマークも塗れる芯先ウ)になるはずだ。
細い線でマーキングすると読取エラーを起こしやすくなるから、尖端に丸まった部分が残るくらいがいい。
M+R207KUMオートマティックロングポイントAS2M、同マスターピースで芯を露出させる削り方ができる。


左から
カランダッシュ グラフウッド775芯径2.5mm、本品φ2.05~2.2mm
2017年12月はこれら二本を芯径が太い順に紹介する。

OMR(光学式マーク読取装置)に反応するかナンバーズ4で試し、いずれも赤外光を吸収した。センター試験での再現性を保証しないが気に病むことはない。

 センター試験出題数は二日間で70強、マーク数は770コ程度と思われる。解答数を数えなおして前回2016年12月より増えた。
マークはおよそ長径4mm短径2.5mmの楕円。面積は約7.9mm2、これをφ0.7mm (筆記線幅約0.36mm)で塗りつぶせば22mm弱の線を、φ0.9mm (筆記線幅約0.46mm)で塗りつぶせばおよそ17mmの線を引いたことになる。770コぶんならそれぞれ16,799mm、13,147mmの線を引くことになる。
次に、鉛筆の芯先を鈍らせる。ここでは先端が約φ0.7mmになるまで鈍らせた。また北星9500は芯先調節機能つき鉛筆削り、楽らっち6で削って約φ0.7mmにした。
次に、マークシート答案用紙はロト6用紙と同じ紙質に思われ、その用紙に16,799mmぶんの線を引く。今回は定規を使った。

そうして減った芯の長さを見れば、試験中に鉛筆を削る回数をおおよそ推定できる。
・カランダッシュ グラフウッドHBは約19°、長さが約1.2mm減って芯先がφ1.1になった。マーキング専用なら削り直さなくていいだろう。
・北星9500/HとFはともに約22°、ともに約0.8mm減って約φ1mmになった。マーキングと筆算を兼用できるかもしれない。
・比較の北星9500/HBも約22°、約1.8mm減って約φ1.4mmになった。マーキング専用ならむしろこれがよいが、筆算を兼用するなら削り直す必要がある。

いつも通り機械的な実験ではないから、筆圧によって結果が多少変わる。

参考リンク
→受験生のためのマークシートQ&A|教育ソフトウェア
→@nifty:デイリーポータルZ:マークシートは本当にボールペンを読まないのか?
→受験案内(PDF形式)| 大学入試センター [北星鉛筆 #9500]の続きを読む
  1. 2017/12/24(日) 21:00:00|
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カランダッシュ グラフウッド775


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カランダッシュ グラフウッド:Amazon.co.jp検索

1MORE - カランダッシュ グラファイトライン グラフウッドメタルボックス 鉛筆 6本セット/775-306取寄商品 ネコポス可|Yahoo!ショッピング

 2021年から2025年にかけて大学入試が変わる。高大接続システム改革会議が紙とマークシートを残すと決定したが、電子化は覆ることのない時代の流れであるから、やがて訪れる変化を拒めないだろう。
よってマークシートに適していそうな鉛筆を売りこむなら今しかない、というわけで鉛筆を紹介する。今回は少々太い六角軸である。

 同社テクノグラフ777鉛筆を太軸化した画用鉛筆。芯質も同質であるという。芯径が元型777とほぼ同じだったが、2010年代に777の芯径が細くなったため太軸太芯鉛筆となった。2001年?発売、スイス製。

φ8.3mm×175六角軸、芯径φ2.5mm/HB、約4.5g
芯硬度:4H~9B (F含む) 15硬度
1本360円税別、一箱3本入り、缶入り6本組、2160円税別、筒缶入り全硬度15本組775-315、5400円税別
先付け鉛筆(約20°)、封蝋あり
銘は二面、表銘銀字
GRAFWOOD [CARAN d'ACHEロゴ]・SWISS MADE 775 [芯硬度]
裏銘、黒のバーコードと無色ロット番号

 マークシート試験ですばやくマーキングするには太芯が有利。芯先が丸まっても芯が露出し続けるうえ、接紙面積が増えるから塗る回数も読取エラーも減る。マーキング専用にすれば、二日間使っても芯が1mmも減らないと考えられるため、芯を折らないかぎり削り直す必要もない。
この芯は日本製より硬く書き減りにくいから、尖らせて記述式試験に用いても時短になる。
 木軸は従来品より0.5mm程度太く、そのぶん握りやすい。さらに太軸を求めるならステッドラー ノリスクラブジャンボ119 軸径φ10mm、もっと太軸ならファーバーカステル9000ジャンボφ10.3mmKoh-I-Noor 1820 φ11mmがある。
難点はこの軸径に合う鉛筆削りが少ないことだが、本品は先付け鉛筆(芯先を削って出荷される鉛筆、欧州では一般的)だから削る必要さえなく書き始められる。適合鉛筆削りについては後述

 どんな消しゴムを使うかはお好きにしたらよいが、ここではプラスWエアインフォームイレーザーピュアスリムなど細い、またはトンボ モノスマートSEEDレーダーラインなど薄い消しゴムを薦めよう。それらはマーク1コを消す際にも役立つ。

左から
本品芯径2.5mm、北星鉛筆#9500 φ2.05~2.2mm
2017年12月はこれら二本を芯径が太い順に紹介する。

OMR (光学式マーク読取装置)に反応するかナンバーズ4で試し、いずれも赤外光を吸収した。センター試験での再現性を保証しないが気に病むことはない。
※2017年12月27日追記:センター試験出題数は二日間で70強、マーク数は770コ程度と思われる。解答数を数えなおして前回2016年12月より増え、鉛筆削りを売りこむ甲斐ができた。
マークはおよそ長径4mm短径2.5mmの楕円。面積は約7.9mm2、これをφ0.7mm (筆記線幅約0.36mm)で塗りつぶせば22mm弱の線を、φ0.9mm (筆記線幅約0.46mm)で塗りつぶせばおよそ17mmの線を引いたことになる。770コぶんならそれぞれ16,799mm、13,147mmの線を引くことになる。
次に、鉛筆の芯先を鈍らせる。ここでは先端が約φ0.7mmになるまで鈍らせた。また北星9500は芯先調節機能つき鉛筆削り、ナカバヤシ楽らっち6で削って約φ0.7mmにした。
次に、マークシート答案用紙はロト6用紙と同じ紙質に思われ、その用紙に16,799mmぶんの線を引く。今回は定規を使った。

そうして減った芯の長さを見れば、試験中に鉛筆を削る回数をおおよそ推定できる。
・カランダッシュ グラフウッドHBは約19°、長さが約1.2mm減って芯先が約φ1.1mmになった。マーキング専用なら削り直さなくていいだろう。
・北星9500/HとFはともに約22°、ともに約0.8mm減って約φ1mmになった。マーキングと筆算を兼用できるかもしれない。
・比較の北星9500/HBも約22°、約1.8mm減って約φ1.4mmになった。マーキング専用ならむしろこれがよいが、筆算を兼用するなら削り直す必要がある。

いつも通り機械的な実験ではないから、筆圧によって結果が多少変わる。
参考リンク
→受験生のためのマークシートQ&A|教育ソフトウェア
→@nifty:デイリーポータルZ:マークシートは本当にボールペンを読まないのか?
→受験案内(PDF形式)| 大学入試センター [カランダッシュ グラフウッド775]の続きを読む
  1. 2017/12/12(火) 21:00:00|
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プラチナ萬年筆 300

 1970年代の日本を中心に流行したショートとかポケットとか呼ばれる不格好な万年筆があった。そして私はこの、全体の輪郭が流線形なのに寸詰まり短小で珍妙な形式が嫌いであった。日本らしいといえばそうかもしれないがまったくもって醜い。今は昔ほど嫌っていないが、これに美を感じる者がいるわけない。おそらく1968年発売、廃番年不明。日本製。
●キャップ
刻印
PLATINUM
300
嵌合式。可動クリップ。難点はクリップ尾部(先端)の角が十分丸められていないこと。

 ポケットクリップとトリムリングがクロム鍍金で、ステンレスヘアライン軸に似合っている。本品は18金ペンだが、これに金装飾は似つかわしくない。金ペンをプラチナで仕上げるかホワイトゴールドにして色を合わせていたらもっとよかった。
ヘアラインはラミーロゴL06のゾワゾワする仕上げより細かく滑り止め効果も無いが、多少傷ついても目立たない質実な仕上げ。
 青い菱形ステッカーは首軸の色を示す? その傍には値札が剥がれ落ちた跡が残る。当時の価格不明。筆記時の重心はこの辺り、軸長比57%にある。
 キャップが長い、ショート/ポケット型の名に反する長さ。
●胴軸
見よ! この退化した部品を!
キャップの四割程度の長さしかなく、もはやインクカートリッジカバーだ。ピストン吸入器収納不可。軸尻を四角く絞るのはプラチナ300シリーズの特徴らしい。

 画像中の青緑色の万年筆のように、筆記時には胴軸が完全に覆われる。キャップが長いのは短い胴軸を補うためだったのだ。使用時には長く収納時には短い形式がショート/ポケット型と呼ばれる所以である。
 しかしこの醜い形式にも、長い首軸と相俟って筆記時、段差を感じさせない快適さがある。
最近の万年筆は首軸に段差を設ける傾向がある。パーカー51にそんな段差があったかモンブラン149にそんな段差があるかペリカン800にそんな段差があるか。評価が高い万年筆は段差が小さいか首軸を短くして段差を前方に移している。

 難点はキャップを奥まで後装できず胴軸が一部露出することだ。
使用開始一ヶ月後には、強く押し込むと完全に胴軸を覆えるようになったが、外す際にこれまた力をかけなければならず、その際に胴軸が緩みやすい。だいいちニブを露出したまま力任せに振り回すようなマネはできない。経年に伴う変化か、或いはいわゆる個体差に思うが、もしかしたらこれが当時の標準的品質だったのかもしれない。
であるので、後装させたキャップが外れさえしなければいいと思うことにした。

●首軸
長いキャップに合わせて首軸も長く、ぬーっと引き抜く。内部の鈑ばねが首軸を挟んでばね張力をかけているのみ。噛み合う箇所が無いのでクリック音はしない。ニブ付近の銀色の象嵌装飾はパーカー61をまねたのだろう。

●ニブ
刻印
18K
PLATINUM
細軟

PLATINUMは材料ではなく社名。プラチナ万年筆の罪は元素名を社名にしたことだ。紛らわしいことこの上ない。しかしもう社名を変えられないだろう。
 形式はいわゆる爪ニブ、ショートペン軸形式と共に流行し日本の万年筆各社が採用した。これはモンブラン二桁をまねて行き着いた意匠じゃないかと思っているが、シェーファーの象嵌ニブをまねようとしたのかもしれない。
爪ニブの源流はフーデッドニブに思う。ペン先をペン軸前縁で覆ってインクリザーバと同じ効果を生むフーデッドには、ペン先が見えない特徴があった。しかし万年筆を印象づけるペン先が見えないというのは、手強い競合品ボールペンを前にして欠点たりうる。
フーデッドから爪ニブへの移行は、万年筆の古臭いイメージを払拭する流線形を保ちながらペン先を見せるためだったのだろう。結果としてインクリザーバ機能が失われた。

・インクカートリッジ装填
 同社のインクカートリッジ(スペアーインキ)は独自形式ながら完成度が高く、発売当初から殆ど変わっていない。
 純正ブルーブラックカートリッジを装填、一分経ってもインクが通らなかったためカートリッジを外し、その挿入口にニブをあて呼び水にした。
透明なペン芯はおもちゃっぽいが、ペン先との接触面にインクが流れこむとインク色を反映して視認できるのが便利。インク流量控えめ。
[プラチナ萬年筆 300]の続きを読む
  1. 2017/11/15(水) 06:00:00|
  2. 万年筆Fountain pen
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コクヨ トライストラムス週間バーチカル2018 THM-KD03-8


 日付が無いコレト手帳でもいいなどと書きつつも買った2018年手帳。ハードカヴァーとソフトカヴァーがあり、後者を選んだ。日本製。
ほぼA6判105.5mm×148 (文庫判)、7mm厚、約85g、糸かがり綴じ? 折丁11、144ページ
年間、月間2018年1月~2019年1月
週間ヴァーティカル2018年1月1日~2019年1月6日
見開き一週間、土日均等、6時~23時、1時間5mm×22.5
しおり紐なし。

週間の画像は折丁の中央を、月間の画像は隣り合う折丁を写した。

・表紙は水を一応弾くが、撥水性とまでは言えないように見える。
・ソフトカヴァーは同社システミックのようなノートカヴァーと組み合わせることを想定したようだが、そのままポケットに入れて使う予定。
・A6判は胸ポケットや内ポケットに一応入るものの収まりよくない。裁断できるものなら裁ちたい。
・しおり紐の代わりにインデックスがある。
・メモページなし。
・全ページ、下地に5mmドット方眼が印刷されている。
・6時~23時、上部にある6行を足して23時間ヴァーティカルに見立てられる。

左から
クオバディス イタルノート90mm×176mm
コクヨ測量野帳95×165.5
本品105.5×148
パイロット コレト手帳91×152.5
伊東屋オリジナル24手帳95×160
  1. 2017/10/30(月) 06:00:00|
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レイメイ藤井 ショートサイズダイアリーRFD1728




手持ちのは2017年版。
 糸かがり綴じ、横開き、折丁9、144ページ、しおり紐なし、日本製。ヴァーティカルではない。
月間ブロック2016年10月~2018年1月
見開き二週間ブロック、土日均等、2016年9月26日~2018年2月11日、5mm方眼メモ36ページ、ゴムバンドあり。
机上をPCにとられてしまった現況に合わせ、キーボードの上下に置きやすい横長判型。
特長は小ささ。メモ帳サイズでありスマートフォンサイズ。ポケットにも手のひらにも収めやすく携帯性に優れる。

・厚紙表紙0.9mm厚。
・背表紙無く綴じが露出している。ページはノド(左右ページの合わせ目)まで開き、そのまま水平に開いておける。
・しおり紐が無く、ゴムバンドをしおり代わりにしている。
・ゴムバンドを留めるハトメが、スマートフォン画面と擦れ合う金属製でなかったらもっとよかった。
・月間ブロックは一マス10.5mm×30mm。
・見開き二週間ブロックは上下に分かれ、一マスは上が30×33.5、下が30×31.5。
・曜日表示が上端にあるため上下で寸法が少し異なる。この表示は中央分割線上にあるほうがいいかもしれない。
・エナージェル1.0やサラサドライ0.7で裏抜けする。エナージェル0.7やパイロット万年筆用ブルーブラックでは抜けない。
  1. 2017/10/20(金) 06:00:00|
  2. 画材製図用品Others
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パイロット コレト手帳 週間バーチカルPBCLB08-20と週間セパレートPBCLB06-20


Yahoo!ショッピング - パイロット PILOT コレト手帳リーフ(見開き1週間バーチカル) PBCLB08-20|赤塚ビジネス株式会社


Yahoo!ショッピング - パイロット PILOT コレト手帳リーフ(見開き1週間セパレート) PBCLB06-20|赤塚ビジネス株式会社

 11種のカバーと17種の手帳リーフを組み合わせる商品。今回取り上げるのはその商品体系のうち二種。日本製?
週間バーチカル;見開き一週間、平日重視、8時~21時または7時~21時、罫幅7mm、下のメモ欄が5mm罫
週間セパレート;見開き一週間、土日均等、4.7mm罫

二種ともに80ページ(厚紙表紙含まず)、中綴じ、日付なし、一冊39週、約0.75年ぶん、四冊で約三年ぶんという半端な手帳だ。代わりに季節商品の欠点がなく廉価である。期間限定で日付入りもあるというが、私は出逢ったことがない。
週間ページ以外、月間も住所録もなく、それらを別売り手帳リーフで補うため、コレト用カバーは手帳を二冊~四冊差し込める。
 コレト手帳は1970年ころに発売され、2005年に発売されたのがハイテックCコレト。同名商品群でありながら、関連した販売戦略が行われていなかったようである。

・判型が伊東屋オリジナル手帳よりちょっとだけ大きい。伊東屋カバー流用できず。
・カバーを買わずに裸のまま使っているが、しおり紐がないのが不便。別売りカバーにもついてないようで、製本テープで新設するしかないようである。
・表紙左下隅に暗色で数字あり。6が週間セパレート、8が週間バーチカル。
・週間セパレートは土日均等、ヴァーティカル風に書ける。
・紙がジェットストリームインクに耐えられるかまだわからん。パイロット万年筆用ブルーブラックでは、インクが溜まる箇所で裏抜けするが、深刻なことではない。
パイロット コレト手帳:Amazon.co.jp検索
  1. 2017/10/10(火) 06:00:00|
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伊東屋 オリジナルダイアリー24時間バーチカル O-PDYA-24HR


 2017年初頭、追加して買った手帳。塩ビカバー5色。日本製。
月間ブロック2016年12月~2018年3月、週間ヴァーティカル2016年11月27日~2018年1月6日、24時間、土日均等、日曜始まり。メモ13ページ。小口が金色、しおり紐二本。
95mm×160、約10mm厚、約110g(カバー、別冊ノート込み)
本体88.5mm×150、6.5mm厚、176ページ、約78g(本体のみ)
別冊ノート82.5×148、14ページ、約9g。

 95×160はA6判105×148 (文庫判)より細身、クオバディス イタルノート90×176よりやや幅広く背丈が短い。モレスキンポケット92×143とほぼ同幅で背丈が高い。つまりは携帯性に優れる。


・5.25mm罫。極細や細字向け。
・(新品時を除けば)ページを開いたままにしておける。
・紙は蛍光漂白されていない生成りのような白さ。紙が薄いため、裏面に書いた文字が透けて見えるが、インクが染みて裏抜けしているわけでなく、パイロット万年筆用ブルーブラックでもラミーM66でも、三菱ユニボールエアでさえも裏抜けせず滲まない。時間をかけて裏抜けすることで有名な三菱ジェットストリームSXR-7同SXR-80-07も裏抜け寸前で止まっている。
・この薄葉紙の滲み止め剤はかなり優秀で、ぺんてるエナージェル1.0とゼブラ サラサドライ0.7が少々裏抜けするくらい。代わりに、それらの速乾性が抑制される。
・にもかかわらず万年筆用インクは他の紙並みに乾く。
・顔料系ゲルインクボールペンでは裏抜けしないが、裏写り──文字を書くと、紙の裏に文字が写る・移る現象がときどき起こる。裏に写る文字は下に敷いてある二枚目に書いた文字であり、それが完全に乾燥していても、筆圧によって一枚目の裏面に転写されることで起きる。これは顔料系の特徴だから染料系インクでは通例起きず、高筆圧を誘うボールペンで起きやすい。またインクが浸透する裏抜けと違い、紙質に起因しない。
・塩ビカバーは塩ビに感じられず、ウレタンか何かに思えた。ペンを表紙に差して凹みができてもしばらくすると元に戻っている。
・カバーは超音波溶着ではなく縫製。ペン差しとカード差しなし。
・リフィル(詰め替え手帳)と別売り牛革カバーが6色ある。

 やや小さめの判型に24時間土日均等ヴァーティカルという、実に優れた手帳であるが、問題なのが最大の長所たる日曜始まりである。市販の壁掛けカレンダーに合わせたそれは、週末を連続して捉えられず、週休二日制に合わない。むしろ壁掛けが日曜始まりなのがおかしい。しかし24時間バーチカルと良好な携帯性は大きな魅力、継続使用を迷うほど優れている。
 来年はもう、パイロット コレト手帳バーチカル(日付なし)やレイメイ藤井ショートサイズダイアリー(スマートフォンより小さい二週間ブロック)でいいんじゃないかと思っている。

 イタルノートと同じく、これもまた仏陸軍M64やF1/F2の胸ポケットに入る。
この、ペンを挿すには適していない胸ポケット形式は山岳用品で主流となっており(背嚢の負革に干渉しないからだ)、ファストファッション大衆向け衣服の一部は山岳用品を模しているから、一般にも増えて筆記具を駆逐し、電子ガジェットへの移行を促している。一方、同様のポケットがある英陸軍S95テンパレートジャケットでは内部にペン挿しを三本ぶん縫い付けている。

  1. 2017/09/24(日) 06:00:00|
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クオバディス イタルノート第二回



→第一回
・今回はオートマチック開閉を用いず製本テープでしおり紐を新設した。
・3.72mm (約10.5ポイント)の罫幅が狭く、細字や極細が合う。
・右ページの2/3を占める26行のメモ欄が便利。
・象牙色の紙面はライフ ノーブル以上にすべらかで万年筆の書き味を倍加させる。
・その紙は三菱ジェットストリームSXR-7同SXR-80-07、同ユニボールエア、ゼブラ サラサドライ0.7、ぺんてるエナージェル1.0mm (0.7には耐える)で裏抜けする。もっとも、多少の裏抜けや滲みで裏面が読めなくなるほどではないから、どうこう言うことはない。
一方SXR-80-07でも緑色は裏抜けせず、三菱ジェットストリームプライムSXR200同UBR300、パイロット万年筆用ブルーブラック、同LNシン25、ラミーM66では滲みや裏抜けがなかった。
・顔料系ゲルインクボールペンでは裏抜けしないが、裏写りがときどき起こる。文字を書くと、紙の裏に文字が写る・移る現象。下に敷いた二枚目に書いた文字が、一枚目の裏面に筆圧で転写されるために起き、高筆圧を誘うボールペンで起きやすい。インクが浸透する裏抜けとは違う。
・ページを開いたままにしておけず片手で押さえなければならない。そのぶん覗かれにくいかもしれない。
・ビニールカバーは安っぽく見劣りするがしかし、汚れにくくポケット生地と擦れ合わず出入できる。
・コクヨ測量野帳と同じく横幅が狭いため、片手で支えやすく立ちながらでも書ける。
・イタルノートは魅力的な判型だが、左右に分割されたヴァーティカルには慣れなかった。数日前になって、これはヴァーティカル兼用レフト式と捉えればいいんだと気づいた。

 伊東屋オリジナル24Hとともに、仏陸軍M64やF1/F2の胸ポケットに収まる。この「ナポレオン」ポケットにはペンを留められない。かといって手帳等の表紙にペンを留めればクリップが折れるか弛む。可動式クリップ付き筆記具か、ペン差し付き手帳を要するのだが、手帳会社がつくるそれは短く不安定で、可動式クリップは製品が限られる。
そこで、購入後全く使ってなくて、買ったのは失敗かと思っていたコクヨ ウィズプラスを試したらポケットに入った。薄型筆入れウィズプラスはコクヨ測量野帳やイタルノートとほぼ同判、その前面ポケットに4本程度ペンを挿せる。手帳表紙に差すのと違い、ペンがはみ出さない。同様のペン差しポケットをつけた測量野帳カバーがあれば重宝がられるはずだ。
  1. 2017/09/12(火) 06:00:00|
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三菱鉛筆 ジェットストリーム2&1 MSXE3-800

三菱鉛筆 ジェットストリーム 多色ボールペン 0.5mm 替芯 10本セット (黒5本・赤3本・青2本) SXR-80-05:Amazon.co.jp

 同社ジェットストリーム4&1 MSXE5-1000の姉妹品。五芯式から三芯式(黒赤2色ボールペンとシャーペン)へ軽装になっただけでなく実際四割ほど軽くなった。2015年11月発売、たぶん日本製。
同社は同機能のジェットストリームをすでに二種、廉価版MSXE3-500 (2008年1月発売)と高級版MSXE3-3000 (2015年10月発売)を発売しており、それらの中間にあたる本品を加えたところに、SXシリーズの成功が垣間見える。

 替芯はJIS油性B型より短いSXR-80
MSXE3-800-07には0.7mmボール替芯が、MSXE3-800-05には0.5mm替芯が装填されて出荷される。胴軸ラベルで判別でき、そのラベルを剥がせる。
 このような、替芯交換でボール径=字幅を変えられるにも係わらず、ボール径によって異なる製品であるかのごとき売り方、考えてみればヘンな売り方を私たちは疑問なく受け容れ、字幅が異なる替芯に互換性があるのかと質問したりする。ペン軸にボール径を記したスラリ300ではより顕著である。これはどうも安物ボールペンに特有な売り方のようだ。
替芯に依拠した分類をしながら替芯交換を軽視し使い捨て同然に消費してきたことが、日本製ボールペンの高価格化を阻み低価格帯に位置づける一因であり、日本企業はその低価格帯で好況期には大いに儲け不況期には糊口をしのいできた、と私は捉えている。
 新興国製品が流入する時代になって、収益性を高めるために再び高価格化を企図しても、陳腐化し途上国で製造できる軽工業品など海外移転してコスト減すればいいというのが、さらなる利益率拡大を望む投資家らの意見であるから、軽工業の海外移転が止むことはない。
その状況に(おそらくは)意図せず抗して成功したのが、三菱ジェットストリームに代表される低粘度油性だった、というのが、現今隆盛するインク改良に対する大方の評価である。

・4&1より中芯数が減ってレバーが120°間隔で配置されたため切り替えづらくなった(ジェットストリーム2&1後述)
・4&1と同じく、ペン軸表面を艶やかな光沢または半つや消しに仕上げられ、金属を模している。金型分割線が目立たないのが4&1よりいいところ。
・4&1に装備されていた消しゴムを廃したために軸尾の見た目もよくなったが、機能的には劣る。シャーペンも廃して三色か四色ボールペンにすれば完成度が上がる。と思っていたらいつの間にか三色ボールペン化されていた。
・4&1に比べ、スライドレバーが後退しても甲高い音を発しない。後軸が二重構造化されて音を抑えている。
・4&1より細く、グリップ径がトンボ リポーター4スマートと同程度で手帳のペン差しに挿しやすいと思う。またゴムグリップであるけれども、私には運筆しやすい太さ。
・4&1と重心位置がほぼ同じだが、先軸の大部分がプラスティック化されて軽くなったため、あれほど前のめりには感じない。軽量化はまた、廉価版や他社製品と差別化できる点が外観のみになる一面ももたらした。
・4&1では先軸ねじが金属で後軸側がプラスティックだったため携帯中にゆるむことがあったが、本品では凹凸ねじ共に同材料となり、ゆるみにくくなった。異素材の組合せでは一方が磨耗し、ねじがゆるむことがある。とくに毎度毎度力いっぱい締めていると返ってゆるみやすくなり、また割れやすくなる。
 グリップ(先軸)を外して替芯を引き抜き、替芯交換。 [三菱鉛筆 ジェットストリーム2&1 MSXE3-800]の続きを読む
  1. 2017/08/16(水) 08:00:00|
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