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ステッドラー トリプラスマイクロ774


 製図用と趣きが異なるステッドラーの一般筆記用。韓国製。品番の頭に9がつけば日本製、7はドイツ製かと思えばそれ以外も含むのか。 収納式スリーヴをもち、芯繰出量約0.5mm、芯径.5mm/.7mm(非公式輸入品)、ノックボタンに消しゴム内蔵。
 三角軸(内接円φ8mm, 外接円φ9.2)の前部に錘が入っており、重心は軸長比43%ほどにある。縞模様は2.5mm間隔で印刷され、滑り止めではない。
 三角軸は内接円径と外接円径の差が大きいため、指を面にあてれば細く、稜線にあてれば太く感じられる特徴がある。ドイツでは握り方矯正効果があるこの三角軸が流行っているようだが、握り方を固定せんとする軸形のため、芯の偏減りを誘発しやすい。
本品のまっすぐで段差がない軸にはクセがないものの、利点と欠点の双方が潜む三角軸は曲者だ。

 最初のうち、スリーヴは動きが堅く、芯が書き減っても退がらない。筆記用のわりにノックの感触は重い。
 ノックボタン基部には軸と噛み合う突起が三ヶ所あるが、軸との接合部が若干ぐらつくため使用時不安定。
内蔵されたφ5.5×20mm消しゴムを回転繰出機構により出入する。消しゴムを出し切ると逆回転させても戻らなくなり、消しゴムを押しながら回さなければならない。
消しゴム交換時、替ゴムを挟むツメを内部に納めてから替ゴムを差し込むと交換しやすい。替ゴムにはなぜか25mm長もあり、どちらも品番77R56。

トリプラスマルチセットNr.34 SB4-S4なら専用容器つき。本品の隠れた利点は、蛍光灯下でも光を殆ど反射しない、それでいてマーク読取装置にも感応する付属芯。
 製図用と筆記用双方を狙った1990年代のマルスマイクロ775に対し、2000年代のトリプラスマイクロは用途を絞り、製造国を偽ることもなくステッドラーの実直さを表した。ノックボタンがぐらつくことを除けば良品。


STAEDTLER ステッドラー TRIPLUS MICRO シャープペンシル 774-25(0.5mm)


STAEDTLER/ステッドラー TRIPLUS MICRO シャープペンシル/774用消しゴム

STAEDTLER/ステッドラー マルスマイクロカーボン/シャ−プペンシル替え芯(0.5mm/F)
STAEDTLER/ステッドラー マルスマイクロカーボン/シャ−プペンシル替え芯(0.5mm/HB)
STAEDTLER/ステッドラー マルスマイクロカーボン/シャ−プペンシル替え芯(0.5mm/2B)

STAEDTLER/ステッドラー マルスマイクロカーボン/シャ−プペンシル替え芯(0.7mm/B)

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  1. 2009/02/28(土) 06:30:00|
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ステッドラー マルステクノ 770

 1992年発売の製図用。日本支社の925系に押されたのか前世紀中に廃番。品番は770でマイクログラフと同じ、発売当初は区別のため770Nとなっていた。
右は廉価版マルスマイクロ775。


φ8.9×148(収納時144)mm、一部が線幅識別色で成形され、芯径四種、芯硬度表示3H - B(Fなし)、スリーヴ長3.5mm(外径0.85mm)、芯繰出量約0.5mm(.3芯径の場合)、重心は芯先から軸長比約43%の位置にあり、ノックは軽い。
スリーヴ収納可、筆圧吸収機構つき。製図用に筆圧吸収機構は不要だが、製図用品の衰退に応じ筆記用途をも狙ったのだろう。

 ノックボタンを強く深く(5mm)押せばスリーヴを、軽く浅く(3mm)押せば芯を繰り出す。
他の可動スリーヴと違って一旦押し出されたスリーヴは口金に固定され、芯が書き減っても後退しない。
 押し出されたスリーヴを再度収納するにはノックボタンを深く押す、のだがコツがいる。
ペン軸を手のひら全体で握り、芯を収納、親指でノックボタンを深く押しながらスリーヴを机等に軽く押しつけ、軸だけを放すと軸が前進、スリーヴ収納する。
 スリーヴが樹脂を介して口金に接しているためか不快な筆記音を発し、他社製芯に変えても発生する。

 芯硬度表示は芯室(中軸)に印刷され、芯室を回して変える(1)。ノックすると見えなくなる(2)。

参考資料:同社テクニカルサプライカタログ1998
isoカラーコードが.5mm/赤、.9mm/赤茶色に見えるが、実際は.5茶色、.9橙。


STAEDTLER ステッドラー MARS MICRO 775製図用シャープペンシル(0.3mm)


STAEDTLER ステッドラー MARS MICRO 775製図用シャープペンシル(0.5mm)


STAEDTLER ステッドラー MARS MICRO 775製図用シャープペンシル(0.7mm)


STAEDTLER ステッドラー MARS MICRO 775製図用シャープペンシル(0.9mm)

STAEDTLER/ステッドラー マルスマイクロカーボン/シャ−プペンシル替え芯(0.3mm/HB)


STAEDTLER/ステッドラー マルスマイクロカーボン/シャ−プペンシル替え芯(0.5mm/B)


STAEDTLER/ステッドラー マルスマイクロカーボン/シャ−プペンシル替え芯(0.7mm/2B)


STAEDTLER/ステッドラー マルスマイクロカーボン/シャ−プペンシル替え芯(0.9mm/B)
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  1. 2009/02/20(金) 06:30:00|
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ステッドラー マルスマイクログラフF 770

 1980年代ステッドラーの製図用。スリーヴが固定されたFと前後動するHSの二種あり、これは固定スリーヴ。1990年代初頭に廃番となり、品番770はマルステクノに引き継がれた。
 芯径が太くなるにつれて濃くなる軸色と本数が増える口金の線刻、深く刻まれながら角が立たず肌に食い込まないローレットという特徴を持つ。
 私有の.3mmはスリーヴが3mm長とイレギュラーなもの。

左:.3mm,右:.7mm
φ8.8×140mm、芯硬度表示3H-B(Fなし)、芯径四種、スリーヴ長4mm(外径0.75mm)、芯繰出量は約0.45mm(.3芯径)。重心は芯先から軸長比約46%の位置にある。品質にバラツキがあり、手持ちのうち一本はノックが鈍い。
 クリップリングを回して芯硬度表示を変えるが堅く、爪が欠けるほど。
芯径による軸色の違いはカタログの通りだが、時期により違うようだ。

画像はどちらも.7mm。左がより古いと思われる。

 西ドイツ製文具が製造国標記をGermanyからW.Germanyへ変えたのは1980年ころ、ステッドラーは遅れて導入したのか手持ちの770にはいずれもW.がない。
  1. 2009/02/10(火) 06:30:00|
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