アフィリエイトの文具評論家ブログ実装版The Critique of the Stationeries with an Affiliate blog

パイロット BRFN-10レフィル

※2010年か11年にAインキが廃止され、型番そのままにアクロインキへ変わった。まったく嘆かわしいことだ。
パイロット A-ink油性ボールペン替芯 細字黒×10 BRFN-10F-B:Amazon.co.jp
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パイロット BRFN-30:Amazon.co.jp検索

 三菱ジェットストリームが先頭を走る低粘度油性ボールペンで二番手三番手に位置する製品がある。といっても低品質なわけでなくジェットストリームが異常なだけである。
 ぺんてるローリーやパイロットアクロボール及びAインキがそれであり、今回のパイロットBRFN-10は同社の高級ボールペン用金属製BRFN-30を樹脂製にした普及品で新油性(発表時)Aインキ採用。※樹脂製が先発で金属製が後発だった。
低価格帯に太芯を投入する日本企業は珍しい。
 字幅はF(0.7mm)のみ、色は黒赤青、筆記距離を問い合わせたところ10F:1200m,20F:3400m,30F:2200m。ペン先はハイテックCと違いマルテンサイト系ステンレスのようだ。A-inkはパーカーと同じく多孔質ボールなのか、書き味軽いながら程良い筆記抵抗がある。
BRFN-10は従来の油性BRF-20とほぼ同型だが完全互換ではない。私有のBRF-20M(当時Bシン-20M)は1990年4月製で尾栓から油が漏れているが筆記可能。
 ジェットストリームによって法人顧客を奪われまいとアクロボールを急遽投入したパイロットであるが、それがなければパーカーのように、単色油性ボールペンを大容量替芯一種に統一していたのだろうか。 [パイロット BRFN-10レフィル]の続きを読む
  1. 2009/05/30(土) 06:30:00|
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セイカ デザイナーズステーショナリー大河原コレクション コンパスCN-2140424

 2001年ころ、ガンダムやタイムボカンシリーズのメカデザインで知られる大河原邦男設計による三種の文具、カッターナイフ、ボールペン、コンパスが各1000本限定、各9,800円税別でセイカノートから発売された。しかし売れ行きは芳しくなかったようで次々に店頭から撤去され、しまいにはWebで2000円台で投げ売りされるありさま。私が入手したのは、既にダンボールにしまわれ7000円台に値引きされていた返品寸前のコンパス。この金額で三種とも入手できたのか……

 赤い部品が操作つまみ。赤いつまみを緩めれば両脚ともに伸縮し、針は収納可能。脚の付け根は二点、ギヤなし。芯径2mm,最大作図半径約120mm。
 ABS樹脂成形品だが、この価格で限定1000本ならアルミ削り出しが良かったのではないか。
価格帯が近い当時のコンパス
1.ロットリングRT-531 147延長棒つき(8000円)
2.ステッドラーマルステクニコ旧型555 02N延長棒つき(9200円)
3.ステッドラーマルステクニコ新型555 00延長棒なし(7400円)
延長棒は写していない
3種とも真鍮削り出し、税別価格
 この商品企画は失敗と言っていいと思うが、このような企画は好きである。だがこれを他人に薦めはしない。 [セイカ デザイナーズステーショナリー大河原コレクション コンパスCN-2140424]の続きを読む
  1. 2009/05/23(土) 18:00:00|
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三菱鉛筆 ジェットストリームSXR替芯


 ところで諸君はこの替芯を他社製それも舶来品で使いたいと思ったことはないだろうか。私はない。この軸は多層成形でφ11.2×139.5mm,11g,ノックボタンなどはジェット噴射孔のようであり、SFアニメで育った世代には小松崎茂や大河原邦男的でいいラインだ。ぺんてるstyleには大河原邦男インタビューもある。
という私の好みはともかくパーカーインシグニア
  1. 替芯長を98.5mmにする→後部を切断
  2. 前部(首)を削りφ3mmまで細くする
  3. 替芯の瘤を除去し角を削る
  4. 先端径を2.54mmにする→テープを巻く
カランダッシュ849なら替芯長を97-96mmにする
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  1. 2009/05/16(土) 06:30:30|
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三菱鉛筆 ジェットストリームSXN-250

 ボールペンに慣れた現代人は気づきにくいことだが、旧世代の道具万年筆を使い続けていると、油性ボールペンとは人々を疲れさせる道具であることに気づく。というとやわらかいペン先が良いと思われがちだが、硬軟に係わらず(負荷分散可能か否かに係わらず)インクが滞りなく流れればボールペンでも軽く書ける。水性やゲルがそうであり、対して油性インクは粘度が高く重くならざるをえない。日本製油性インクはそのなかでも書きやすく、近年は粘度低下に加えて顔料系インクを採用して色を濃くするなど定評があったが、2006年に発売された本品はインク組成から見直され、日本製油性インクの集大成とも言える低摩擦油性インクである。
 ゲルインクボールペンが普及する現在、私はその存在に疑義を抱きもするが、油性はゲルが適さない耐水紙に筆記可能という特長を持つ。しかしなぜゲルではなく油性なのか、次の見解がある。「商品単価の底上げが狙いスミ利のブログ
途上国製油性ボールペンが15-25円で売られ、ゲルインクの国際特許もやがて失効する。次の一手がこのインクなのか。同様の油性ボールペンはパイロットからもアクロボールの名で発売された。

 替芯SXR,φ6×111.5mm,その形状は油性ではなくノック式ゲル替芯に準拠し互換する。しかしSXN-250軸は内径が狭められ、ゲル替芯が入らない。
芯は瘤状の部位で前後に分かれ、外すと空気が混入する。
 色は3色、ボール径は3種あり標準は0.7mmだが、色が濃く従来品より太く見える。書き出し掠れは皆無と言えないものの回復が早くダマも少ない。

筆記距離を問い合わせたところSXR-7:700m。
 替芯の「首」が短いため、替芯を覆うペン軸口金から胴軸へ至るラインが鈍角にならざるをえず、この形式では細身で流麗な軸は設計できない。つまり流線型を求める限り魅力的な高級軸は期待できない。

  1. 2009/05/16(土) 06:30:00|
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デザインフィル ミドリカンパニー MDノート



 紗と帯が巻かれた0.5mm厚の表紙はオフホワイト、中紙も同色で上品なノートだ。糸かがり製本で栞紐がつく。日本製。版型等は公式HPを。画像はA6版、5mm方眼罫。
 書き心地等については検索エンジンを介して他を参照頂くとして、ここでは方々で評判が悪いMD方眼罫に言及しよう。
 見ればなるほどその理由がわかる。この版下を組んだ人間は、方眼罫を原稿用紙のように一マスに一文字書いていくものと捉えたのだろう。しかしそんな器用さを獲得していたら私は5mm方眼罫を選ばない。これは原稿用紙の代用ではなく無地の代用だ。
 文章は直列にならざるをえないため、横か縦罫で事足りると考えがちだが、事物は重層的であり整列された状態で現れてくれるわけではなく、私は本質を喝破できる眼力を持ち合わせてもいない。
だから散文的な羅列や項目ごとの相関図にして一望化しようと試みるのであり、それには無地がいいがあちらは自由すぎて、書き込む位置を決めやすい方眼をその代用に私は選ぶ。
 5mm方眼がせせこましく見えることを解消したかったなら、交点を並べたドット方眼か、十字を連ねた方眼にすれば良かったのではないか。
また、せせこましい小さな版型に方眼罫を採用すれば縦横自在になり面積を活用もできる。せせこましさがせせこましさを緩和する。
 裏抜け(裏うつり)しやすいプラチナプレピー蛍光マーカーが、本品でも抜けるものの他に比すれば抜けにくく、また天然ゴム系や合成ゴム系消しゴムとも相性が良い。変わった罫といって打ち棄ててしまうようなものでもない。
  1. 2009/05/15(金) 06:30:00|
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