アフィリエイトの文具評論家ブログ実装版The Critique of the Stationeries with an Affiliate blog

パイロット萬年筆 FZ53R

 ラミーロゴ204において、工業製品の価値とは普遍性と機能性であって徒らに求められた個性ではないと述べた。
しかし強力な反証が現れた。次のリンク先をご覧頂きたい。
黒軸&金トリム万年筆の増殖で、判別に悩む: 細字万年筆にこだわる
 なんということだ! 日本製万年筆は制服を着ているのか!? それとも就活中なのか!? これから履歴書書くのか!? ブルーブラックで?
否、これらはすべて高級感と威厳を体現し、会社役員のポケットに居場所を求めているのである。しかしその威厳は埋没している。
 これを説明するには、ドイツ観念論に現れる絶対者が日本万年筆界にも現れたことを、形態形成場理論を主張せねばなるまい。これぞ理性の詭計。
そして思い出してほしい、機能が形態を決定する以上、道具の形状が収斂傾向を見せるのは当然であり、機能主義的観点からすれば個性など無価値だということを。
とはいえこのクリシェがもたらす弊害を無視できない。これを論駁するには常ならざる労苦を要するだろう。代わりに古い日本製万年筆を紹介する。 [パイロット萬年筆 FZ53R]の続きを読む
  1. 2011/03/15(火) 18:00:00|
  2. 万年筆Fountain pen
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ラミー サファリ L16, L18


LAMY Safari L16レッド&コンバーターセット
LAMY/ラミー インクコンバーター(サファリアルスター用)5本セット LZ24
 威厳を要求されがちな商品・万年筆にあって、本品は因襲的権威を纏わず、同社製品で最も売れているという学生向け万年筆。嵌合式、両用式、カートリッジ1本つき、軸色6色+透明、ドイツ製。1980年発売。現在金属部は黒染めから銀色へ変わった。本品についてはlamylaboが詳しい。
これが恐竜的に進化するとロットリングコアになる。

 重心位置は軸長比63%(鞘なし53%)。
天冠は+。ワイヤクリップは、ラミー2000で挟めずロゴ206で引っかかる厚地(デニム以上に)にも適応かつ二点狭持のため安定し、胴軸にはインク窓と大きな面取りがある。鞘を後着しない場合に、この面取りは不完全ながら転がり止めとなる。
首軸には指を添える凹みがあり好悪が別れる。私は合わない。

 ニブは堅くEFでも太いが書き味は悪くない。ほかF,Mが輸入されBもある。内部に検品時の青インクが残っているため付属インク以外を使う場合は洗わねばならない。
 インクカートリッジT10(7色)は独自規格で、日本製万年筆と違いカートリッジを胴軸に入れてから首軸にねじ込んで装填する。
別売吸入器Z24は本品とアルスター専用品。 [ラミー サファリ L16, L18]の続きを読む
  1. 2011/03/05(土) 06:30:00|
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