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上から
ファーバーカステル卵型芯研器186600同50/65
ダーレ53482
2mm/3.15mm両用芯研器として最小かもしれないMinfix. 真鍮削り出し、おそらく1970年代末製造、たぶん廃番、ドイツ製。

一枚の刃で二穴式を実現し、刃が鈍ったら反転して継続使用できるよう峰にも刃を付けて材料を無駄なく活用した合理的設計に感嘆する。刃には小孔が穿たれ、反転させた際にも判別可能。
ねじ頭の溝は幅広く1.8mm幅、同じ幅の溝が
ラミーサファリ天冠にも見られ、ドイツに同厚硬貨があったことがわかる。

3.15mm芯はうまく削れるが2mm芯では芯先が砕ける。刃を外し、挿入孔を拡大して見れば、奥に切削加工跡のバリが残っていた。
真鍮削り出しは所有欲を満たすも、細部まで抜かりなく仕上げなければ芯研中に芯先が砕けるなど不具合が生じやすい。
この点、安っぽい合成樹脂成型品のほうが芯研中の芯にストレスを与えず尖るのだ。
しかしながら、古めかしい容貌に近代合理精神を具えた本品は高級品を売りたがっている同社にふさわしい。再生産を望む。価格一千円以内で。

画像ではわかりにくいが裏面の銘は文字周辺が少し盛り上がり、打刻に見える。
生産期間不明。1950年代には存在し、三種あったことがleadholder.com資料からわかる。
A.W. Faber-Castell German catalog 1957, page 86 | Leadholder - The Drafting Pencil Museum
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- 2013/01/09(水) 06:30:00|
- ┣芯ホルダLeadholder
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同形式の製品を各社が販売、単純で最も安価な入手し易い2mm芯研器。多くは前方後円型だがステッドラーは四角い。
現行と思っていたらまさかの廃番、70円。ドイツ製。
芯研器としては、
プッシュボタン兼用簡易芯研器に優るものの回転式に及ばず
バケツ502を選ぶことをすすめる。が、あれは携帯できない。
こちらは軽量小型で
モレスキンのポケットにも入り、バケツでは研げない短い芯をも削れる。
また色芯を削る際にも、やすり内蔵芯研器と違って黒鉛粉が芯先につかない。
挿入孔がφ2.4mmと広く
旧ユニ芯も削れる反面、研削がやや不安定。
刃の品質或いは取付位置にばらつきがあり、刃が僅かに内側へズレると、芯を磨くように研いで時間がかかるものとなり、外側なら芯を崩すように削って早く仕上げるものとなる。刃は12mm長×5.5幅×0.75厚。
ダーレ53482、DUX3250の刃と互換する(私有の3250はねじの取付が傾いており調整を要した。タッピングねじの欠点だ)。KUM系とは刃幅が異なる。

スタッキング性あり。
ねじは自ら凹ねじを彫っていくタッピングねじ。
平型の他に携帯向きの芯研器は、これほど小さくないが、同社513 85DSBK卵型、三菱DPS600、
北星の芯削りOTP-150SP等があり、そのほか紙やすりがある。
- 2013/01/06(日) 06:30:00|
- ┣芯ホルダLeadholder
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軽量な金属製2mm芯ホルダとして知られるフィクスペンシルのプッシュボタン(ノックボタン)には、褪色しやすい欠点がある。
ピンク芯用に好適な色へ変わるとはいえ三菱ユニホルダー程度には耐褪色性をもってほしいところ。

幸いにしてプッシュボタンが別売りされており黒を含めて5色。カランダッシュがどのような意図をもって色分けしたのか不詳だが、硬度表示の代用になる。
エクリドール芯ホルダに流用可、逆は不可。
2mm/3.15mm共用簡易芯研器を内蔵、
北星鉛筆大人の芯削りと同じく鋼鈑の縁で削る方式ながら、あれよりも削りやすく鋭く仕上がる。
切削角度20°-23°。角度が少々バラつくが3.15mm用として最も鋭角に削れる。
このような周辺部品で記事一本だなんてもうネタぎれだと思われるかもしれない。そのとおりである。そこで今月は
平型芯研器ステッドラー513 81と
ファーバーカステル50/65を紹介するのであった。
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2013年4月15日
- 2013/01/03(木) 06:30:00|
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