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パイロット フリクションボールノックビズ LFBK-2SEF


 私はフリクションを使っていない。だからこれを買う理由もないのだが、こののっぺりした外見にやられてしまった。だが、これは使い勝手が悪いデザインだ。
2013年5月発売、軸色6色、日本製。
原型フリクションボールノックLFBK-23
替芯JISゲルL型、普及品と共通。

●操作法
 このシリーズが絶大な支持を受ける理由は筆跡を消せる点にある。
その能力は熱変色「メタモインキ」に由来し、付属消去ラバーで擦って消す。
・消去ラバーは紙面からインクを除去するのとは少し違い、
・摩擦熱でインクを透明化、
・その消色温度は約60℃、復色温度(再び色づく温度)は約-10℃。
・消去ラバーは鉛筆用消しゴムと異なり、摩耗しながら消すものではなく消しかすが出ない。

 頗る売れているが、その特性から公文書等には使えず、電子文書が認められる前だったら社会人が本品を使うことは非常識と言われたに違いない。
●消去ラバー
 本品デザイナーが最も頭を悩ませた箇所がここだろう。
結果、頭冠キャップを脱着して、不使用時に美しく、使用時に醜い姿となった。
繰出式にしたらよかったのに、強度上できなかったのか。

 長期的には摩耗するらしく、交換は同社への修理依頼で可能。また別売フリクションイレーザーELF-10があり、堅い鉛筆用消しゴムでも代用できる。

●頭冠・天冠
 消去ラバーを覆って全体の輪郭を整える、この合成樹脂製部品が皮肉にも本品の完成度を低くしている。外観においても操作性においても。

 頭冠キャップは金属製胴軸に合わせて銀色に塗装されているが、その材料と質感を隠せておらず同社クーペほどうまく調えられていない
ポケットに挿したときにもプラスティックだとわかるから、外見に重きを置くなら銀色以外の軸色を薦める。
鍍金後に塗装すればこれほど安っぽくはならなかったろうに、ねじ溝が厚くなることを避けたのか。
 フリクションボール2ビズLFBT-3SUFはどの軸色も本品よりましなようである。
●クリップ
 ノックボタン兼用。クリップリリース機構ナシ。取付位置が原型LFBK23より4mm下がった。
 このクリップスライドノック式は、ペンを握った手を大きく動かさずに親指でクリップを操作できるため、見た目ほど使いづらくない。
 しかし材料が金属化されてしまったために、原型より少々滑りやすくなった。乾燥肌は注意。

●ペン軸
 外装が金属、中身が樹脂で尾軸も樹脂、軽いと思いきや程良く重い。重心位置も良い。
 滑り止めがなく、季節によっては当然乾燥や汗で滑る。滑って困るという人には普及版LFBK23を薦める。
透明アクリルラッカー塗料を吹きつけたら外見を損なうことなく滑り止めとなるかもしれない。

 ペン軸は最近の万年筆と異なり、段差を極力無くし、ペン差しなどにも挿しやすい形状。口金へ至る輪郭が好い。
その口金を外して替芯交換。
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  1. 2014/02/15(土) 06:00:00|
  2. ボールペンBallpoint pen
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