アフィリエイトの文具評論家ブログ実装版The Critique of the Stationeries with an Affiliate blog

ペリカン RW40


*1行め(上段)は書いて消す行為を1回、5行めはそれを5回繰り返した。
*消された芯は左から
ぺんてるAinシュタイン0.3HB
パイロット ネオックスG 0.9HB
三菱ナノダイヤえんぴつB
三菱ナノダイヤ0.9HB

上級品であるSP20の成績が低かったのは意外だった。日常使うぶんにはSEEDスーパーゴールド並みに感じられるだけに。
再度行ってみたが、消字力が僅かに向上したのみだった。

◆消字力;良、今月の五品中最も低いが実用上問題ない。
・消しかす;細かく、まとまらない。
・消耗;遅い、減りにくい。
・消し心地(消し味);天然ゴム系の特徴として、塩ビ消しゴムと異なり紙面にへばりつく感触がない。
・折れにくさ;折れない。紙巻きによる補強がなくても折れたりせず、薄く削られたくさび(前縁部)も欠けたりしない。天然ゴムの機械的強度はあらゆる合成ゴムを上回るという。

 現在万年筆会社となったペリカンがまだ文具総合会社だったころの製品、なんと現行品である。天然ゴム(生ゴム)系、80円+税で買ったが正価は百円らしい。現行品は0.5ユーロ前後。発売年不詳(1930年代にはあったもよう)、私有品はおそらく1980年代もの。ドイツ製。
・寸法は0.1mm、大きい場合には0.5mmほどばらつく。
・RWはRot - Weiß(赤白)の意味らしい。40は40切りを表し、出荷単位が40コ入り一箱を表す。消しゴムの大きさと数字は反比例し、RW80なら40の半分である。
・RWのほか半砂BR、上級品SP、四角いWSがある。
・白い層が装飾なのか機能的に意味があるのか不詳。上級品のSP消しゴムにも白層がある。
以前に紹介した斜面型(くさび型)は半砂(鉛筆用消しゴムとインク用砂消しを半分ずつ接合した型)だが、本品は鉛筆用のみ。よって前後どちらからでも消せる。日本製でも復活させるべき。
・生地(肌理)の粗さ;粗→ラビット510→トンボ510A→RW40→ギャザ半砂→細
・紫外線と経年と裸売りされることにより、表面が老化(硬化)している場合がほとんど。これを売っていた店では個包装されていたが、やはり硬化していた。

 最初に目の粗い紙か紙やすりで擦り、硬化した表層を剥がしてから使う。一部でも剥がせたら、使用につれて広げてゆける。
 今回、くさび型を残すように、前方側縁部から使い始めた。消しゴムを限界まで薄くせずに細部を消せるこの形状が、これまた便利だった。今月紹介するなかでは最も利便性が高く、行間の書き込みも消せる。
この他に考えられる消しやすい形状はF - C187000のような円筒形や角筒形。と思っているが賛同者は少ない。

 ただし消字力は大したものではなく、今月の五品中末席にあり、評論家を名乗る以上他製品を薦めるが、私はこれの消し心地や形状を好んで使っている。イレギュラーな本品を今月加えたのは私の好みによる。
 同種製品を集めて比較しながらも序列を軽視するのは、一般的な序列と私の好みが合わないこと多々あるためだ。ランキングは参考にならないではないが一般的過ぎる。
 SP20はSEEDスーパーゴールドに似て良いものの灯油や溶剤に似た臭いがする。
 Koh-I-Noor6911はたいへん良かった。スーパーゴールドを上回り硬化もしにくかった。あまりに良いのでフタル酸エステル類可塑剤を添加しているのではないかと疑ってしまうほどだった。※2015年4月15日;K-I-N6911の消しくずをスチロール樹脂に乗せて約一年、可塑剤移行が見られず、やはり天然ゴム系であった。

  1. 2014/06/30(月) 06:00:00|
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プラス ダブルエアインスティックER-060WA


プラス Wエアイン;Amazon検索


*1行め(上段)は書いて消す行為を1回、5行めはそれを5回繰り返した。
*左側が今回のWエアインスティックER-060WA, 右側がWエアインレギュラーER-100WAでの消字跡。同材料のようである。
*消された芯は
1)ぺんてるAinシュタイン0.3HB
2)パイロット ネオックスG 0.9HB
3)三菱ナノダイヤえんぴつB
4)三菱ナノダイヤ0.9HB

◆消字力;優良、フォームイレーザーピュアスリムと双璧。
・消しかす;まあまあまとまる。
・消耗;減りにくい。
・消し心地(消し味);消しゴム生地にコシがあるが、表面はやわらかく紙面に食いつくような感触がある。
・折れにくさ;折れにくい。

 今月紹介する五品だけでなく現行品中においても消字力が高く前回のフォームピュアスリムと首席を争う。4色、塩ビ、2010年1月21日発売、日本製。グリーン購入法適合品。
 包装にキリトリ線なし。公式説明では断面が正方形とのことだが実寸はわずかに長方形だった。紙巻きに品名が印刷された面が広い。

 薄型消しゴムは利便性が高いものの強度が低いため、モノスマートは堅くされ、Ainサラは生地に方向性を与えられて強化されている。
 それら以前に発売された本品は、商品コンセプトが従来品に近く、十分な厚さがあって折れない消しゴム。そのぶん利便性は劣る。
価格面においても従来品に近く、元型品との体積比58%、それに基づく価格差1.026倍、ほぼ等倍。実はこれでも割高で、Wエアインの前身エアインER-100AI消しゴムに比べると価格差1.5倍(体積比)。

 今月の五品を体積/10円税別で並べてみよう。なおペリカンRW40は正価不明のため80円税別として計算した参考値。
g)Ainサラ、100円475.5mm^3/10円。小数点第一位以下切り捨て、以下同
h)ミドリCLスリム、120円493.3
i)フォームイレーザーピュアスリム、150円577.5
j)本品、60円、1214.6
k)ペリカンRW40、80円1047.1
この順番は、細部の消しやすさで並べても同じである(RW40除く)。プラスがエアインかWエアインでφ6.7mm棒消しゴムを売り出したら逆転できる。

 「プラスチック消しゴムの字消し性能は、フタル酸系可塑剤のベンゼン環と黒鉛の六角形構造の間に働く分子間力に起因するものである(→消しゴムWikipedia2014年6月19日現在)」そうだが、やがては黒鉛を吸着しきれなくなり消しゴム表面が黒ずむ。そうなる前に消しゴム生地が摩擦で削られ、新しい生地が現れて再び黒鉛を吸着していく。鉛筆消字はこの繰り返しによる。
だから生地が摩耗しやすければ快適に消せる。前回のフォームのように。しかしそれでは費用対効果いや対消耗が大きい、つまり割高である。
Wエアインは消字力がフォームと同等ながら消耗が小さい製品であり、体積の数字以上に節約になる。
 とはいえ、学習の電子化に伴ってアナログ筆記具使用頻度が減るなら、体積が減っても影響は小さい。
下層階級にとっては小さなことも小さくはないが、貧困層が増大し学習格差が広がったとしても、本品は社会階級を越えて支持され続けるだろう。
  1. 2014/06/24(火) 06:00:00|
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サクラクレパスラビット フォームイレーザーピュアスリムRFPS150


*1行め(上段)は書いて消す行為を1回、5行めはそれを5回繰り返した。
*左側が今回のピュアスリムRFPS150, 右側が元型品フォームイレーザーダブルRFW-60での消し跡。同材料のようである。
*消された芯は
1)ぺんてるAinシュタイン0.3HB
2)パイロット ネオックスG 0.9HB
3)三菱ナノダイヤえんぴつB
4)三菱ナノダイヤ0.9HB

◆消字力;優良。跡が残りやすいネオックスGや、専用消しゴムでなければ消しにくいナノダイヤえんぴつも消せる。本品なら北星かきかた三角鉛筆4B等脂ぎった黒鉛芯も消しやすい。
・消しかす;量が多いがまとまる。
・消耗;減りやすい。
・消し心地(消し味);やや抵抗あるも快適に軽く消せる。
・折れにくさ;折れにくい。

 優秀な消字力を持つフォームWから派生した本品もやはり優秀な消字性能を持ち、今月の五品中Wエアインスティックと首席を争う。2014年1月発売。塩ビ、日本製。
まだ取扱店が少ないらしくアフィブログにとって有利な品だが、通販でも取扱店が少ない諸刃の刃であった。

 包装を開封するキリトリ線が他と異なる。
 使い減ったら紙巻きを10mmずつ切り離し、40mmまで短くできる。紙巻きには折れ防止切り欠きがあるが、最初のみ。後方から切り離す設計にすべき。
 いったん紙巻きを短くすると、消しゴムが12mmほども露出してしまう。しかも紙巻きがぶかぶか。いくら折れにくいフォームWといえど折れるんじゃないだろうか。
 そこで、たわみやすい方向へ動かし、消しゴムに紙巻きがどれくらい食い込むか見てみよう。5mm方眼135マス(3375mm^2)を消したが、それくらいでは折れもヒビ割れもしなかった。
左は前回のミドリCLスリム

 同社RFW-100との体積比約44%, これに基づく価格差3.4倍。
前回前々回に続けてまたまた世知辛いことを書くが、この細長い型は体のいい値上げ策でもあるから今後も増えるだろう。しかし日本製消しゴムがすべてこの型へ移った場合、慣習に従う人々が従来型を求めて輸入品を買うだろうから、従来品も生産され続けると思われる。
 ちなみにクリメカ芯研器用消しゴムと断面積がほぼ同じで、あれへ転用可能。 [サクラクレパスラビット フォームイレーザーピュアスリムRFPS150]の続きを読む
  1. 2014/06/18(水) 18:00:00|
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デザインフィル ミドリCL消しゴム(スリム)3921*-006


ミドリCL消しゴムスリム;Amazon検索


*1行め(上段)は書いて消す行為を1回、5行めはそれを5回繰り返した。
*消された芯は左から
ぺんてるAinシュタイン0.3HB
パイロット ネオックスG 0.9HB
三菱ナノダイヤえんぴつB
三菱ナノダイヤ0.9HB

◆消字力;良好。紙上の筆跡を延ばさず軽く消せるため、周囲を汚さず紙面を擦る回数を減らせる。
但し消せる芯硬度の範囲が狭い印象。HB前後以外では消字力が落ちるように感じる。
・消しかす;まとまる。
・消耗;やや消耗が遅い。
・消し心地(消し味);良好。コシがある。
・折れにくさ;折れにくい。


 ミドリ カラーステーショナリーシリーズの一ツ。4色、合成ゴム、2011年1月発売、日本製。
 使い減ったら紙巻きを7mmずつ切り離し、最短30mmまで短くできる。

 前回のAinサラに見られるように、薄くすると強度が落ちる。
本品はほどほどの薄さで、ほどほどの消しやすさと折れにくさを獲得した。公式では次のように説明している。
厚みは7mm、幅は14mmのため、消す幅をノートの罫線1行分と2行分で使い分けることができます。→『カラーステーショナリー』新発売|デザインフィル
実寸はやや小さかったが、なるほどうまい寸法だ。
 とはいえ従来品より折れやすいはず。たわみやすい方向へ動かし、消しゴムに紙巻きがどれくらい食い込むか見てみよう。5mm方眼135マス(3375mm^2)を消したが、それくらいでは折れもヒビ割れもしなかった。
半透明消しゴムは次回のフォームイレーザーピュアスリム
[デザインフィル ミドリCL消しゴム(スリム)3921*-006]の続きを読む
  1. 2014/06/12(木) 12:00:00|
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ぺんてる アインサラZESA10

 再確認しよう、我々はノートの罫線に沿って文字を書き連ねる行為を延々行ってきた。しかし消しゴムはその行為に即してきただろうか。
否! 彼らは我々にカドが丸まる苦しみを与えてきた!
一字を消そうとすれば周囲を巻き込む丸さに我々は何度となく悩まされ、つねに闘わねばならなかったのだ。
 そこに薄型消しゴムという光明がもたらされた。しかし人々は未だ重厚長大大鑑巨砲主義に囚われている!

 今月は消しゴムを五ツ紹介する。6の倍数日に更新。

上画像、1行め(上段)は書いて消す行為を1回、5行めはそれを5回繰り返した。
c)トンボ モノスマート
g)ぺんてるAinサラ
h)ミドリCL消しゴムスリム(合成ゴム)
i)サクララビット フォームイレーザーピュアスリム
j)プラス Wエアインスティック
k)ペリカンRW40(天然ゴム)
h, k以外塩ビ消しゴム。

 薄型消しゴムの欠点は折れやすいこと。そこで消しゴムが折れやすい方向へ動かして消し、紙巻きが消しゴム生地にどれくらい食い込んだかを示す。Ainサラのみがヒビ割れた。
[ぺんてる アインサラZESA10]の続きを読む
  1. 2014/06/06(金) 06:00:00|
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