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三菱鉛筆 ジェットストリームプライム3&1 MSXE4-5000


ジェットストリームプライム;Amazon検索

三菱SXR-200;Amazon検索
ジェットストリーム プライム 替芯 0.5mm 黒【5本】
ジェットストリーム プライム 替芯 0.7mm 黒【5本】
ジェットストリーム プライム 替芯 0.5mm 赤【5本】
ジェットストリーム プライム 替芯 0.7mm 赤【5本】
三菱鉛筆 ジェットストリーム PRIME用替芯 SXR-200-07/0.7mm(黒5本・赤3本・青2本)セット
三菱鉛筆 シャープ替ゴム A

 入荷したそばから売れると評判の多機能ペン、ジェットストリームプライムの高いほうである。2013年10月発売、日本製。
同社SE芯(JIS油性D型)をジェットストリーム化したSXR200替芯を用いる。四芯・二機能(黒赤青ボールペン+0.5シャーペン)、回転繰出式、軸色2色。最大軸径がSXN250と同程度、つまり一本の細さで四本ぶん。
 そのかたちは少し奇妙で、後軸は万年筆の鞘を模しておらず、回転部のズレを覆う帯金がそこには無い。従来の高級筆記具に見られる要素・定型を利用せず、どこかから新たな定型を探してきたか、つくりだしたようである。

 後軸と中軸の境にある回転部には、帯金の代わりに段差が設けられ、それが手帳のペン差しにひっかかるとAmazonカスタマーレビューで指摘されている。これについては申し訳程度のペン差ししかつけない手帳会社を責めたいところだ。ここだけはモンブランを見習うべき。

 重心位置が中央やや後ろ寄りにあり、ジェットストリーム4&1(画像内銀色軸)で書き続けてきたなら違和感をもつに違いなく、これを買って後悔したひともいると思う。そんな人々にはプライム三色ボールペンSXE3-3000が合うだろう。

 ではこちらはどうかといえば、画像に掲げた三本のうち最も短くて細身、手帳を入れたポケットの隙間にうまく収まり、作動範囲が少ない(操作のために手指を大きく動かすことがない)機構のため、立位でも操作しやすい。このとき重心が後ろ寄りなのも不利にはならなかった。回転部がその近辺にあるからだ。
 したがってよく携帯しているのだが、私はシャーペン付属に利便をあまり感じない。それよりは四色ボールペンがよいと思っている。
ビクーニャEXでもおんなじことを書いたがシャーペン機構部をボールペン把芯管に取り付けられれば、または把芯管をシャーペン・ボールペン共用にすれば容易にヴァリエーション展開でき、仕向地や需要の変化に合わせられ、OEM生産でも優位性を保ち続けられるのではないか。

●操作法
・ペン軸をひねって(回旋して)ボールペンを繰り出す。耳障りではないが作動音あり。
作動が重い。注油しても重い。部品を間違えて組んだんじゃないかというくらい重い。店頭見本はもっと軽くなめらかだったから、バラツキがあるか初めのうちは渋いのかもしれない。
・色を選択するにはペン軸を90°ずつ回して、黒→赤→青→シャーペン→黒……と繰り出し、任意の位置で停める。逆回転可能、片手で操作可能。
黒と赤が隣り合っているのがよい。
ノック式にせよ回転式にせよ繰出式ボールペンはその芯先がガタつく。本品もその例外ではないが、実にうまくごまかしている、いや回避している。
クリップを上向かせ、手に干渉しないように握ると、芯先ガタツキが解消する。回転繰出式かつ複芯式だからこその仕掛け。
・シャーペンは、その機構部を繰り出したのち上軸・後軸全体を押してノックする。ノック負荷約1.25kg。

 クリップとペン軸との隙間が約2.5mm。やや幅広なクリップはポケットに挿しやすく、少しやりづらいがラシャ地等にも差せる。強度上の不安もなく回転操作時にもぶれない。
 回転繰出式は色標示が不明瞭なことこのうえないが、本品はクリップが指示器となってたいへんわかりやすい。

 プライムのアイコンたる青いファセット飾りはその裏側も多面体。よく見たらプライム三色もそうだった。あちらより大きいファセットながら、あれほど外側へ突き出ておらず輪郭線内に収まっている。意外に目立ちにくい。
 この飾りが酷評されているのは、ここだけが守旧的なブルジョワ趣味というだけでなく材料が代用だからだ。使用者がその真贋を判じられない眼力の持ち主と侮られかねない。高級品なのだから、天然にせよ人工にせよせめて本物の石を使うべきだった。
 これが蛇足とはいえ、(Amazonカスタマーレビューのように)あれほど目くじらたてることもないと思うが、もしかしたら三菱はユーザを試しているのではないだろうか。高級品にもかかわらず材料をごまかしている印象を与える品でも、ジェットストリームなら買うか試しているのではないだろうか。

◆替えゴムA SKA, φ4.5mm×12.8, 5コ入り
黒色にすべき。

 頭冠・天冠、先軸・下軸のねじにはゆるみどめOリングが仕込まれている。
サラボ等では先軸にねじを使わず嵌めていたが、本品は螺合である。
回転操作中にそのねじがゆるむことはあるか?
片手で操作しているときにはゆるまない。どちらへ回しても。
両手で操作したときにはゆるみ、外れる。
両手で操作するなら中軸(色標示部)をつかんで回す。
関連記事→付録:複芯・多芯式を片手でひねる
 替芯交換はその先軸を外し、替芯を引き抜いて行う。
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  1. 2014/08/30(土) 06:00:00|
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付録:夏の低粘度油性ボールペン

 低粘度油性ボールペンは夏にインク漏れを起こすことがある。そこで2014年3月に紹介した替芯に直射日光をあて、また気温が30℃を超える日に携え、様子を見てみよう。
結果は問題なかった。

 替芯を直射日光に30分あて、ペン軸へ装填し、日光下で百字書いたが、ダマもボテもなく問題なく書けてしまった。右画像は百字筆記後の芯先(ペン先)。
a)ビクーニャEX KBXES7
b)サラボSBSP-120S
c)スラリシャーボ1000 ESB-0.7
d)ジェットストリームプライムSXR-200-07

 実際に携えた場合はどうだろうか(冷房なし)。
ビクーニャEX
 胸ポケットに挿して一週間携えたが問題なし。普及版多色ビクーニャBXC47も問題なし。
サラボ
 胸ポケットに挿して携えたが問題なし。しかし一週間携えられなかった。サラボに不具合があったためではなく天候不順が続いたため。
スラリシャーボ1000
胸ポケットに挿して一週間携えたが問題なし。なんと普及版多色スラリ4C(4色)B4A11も問題なかった。
 スラリはダマが発生しやすく、とくに単色スラリBN11用EQ芯ではインクが漏れる。ダマが多い、ではなく漏れる。
多色スラリ用EK芯では漏れないもののよくダマが生じる。今回ダマを拭き取ったら新たに発生しなかった。インクが減ると発生しにくくなる?
 対してESB芯はダマが少なくボール抱持部が紙面と擦れ合う感触もない。やはりゼブラはK芯等樹脂芯用と4C芯等金属芯用とで芯先の工作精度が違うのではないか。
 単色スラリについては新たに入手した2014年3月製造品を二週間以上携えており、今のところ問題ない。
ジェットストリームプライム
 胸ポケットに挿して一週間携えたが問題なし。普及版多色ジェットストリーム4&1 MSXE5-1000-07も問題なし。SXシリーズは安定している。
 またツートンブラックのクロームグリップは意外に滑らず不安なく書けた。

 夏の低粘度インクはいずれも書き味良すぎて困る。使いやすいのはいちばん書き味が重いサラボ、次点で書き味が安定しているジェットストリームくらいだ。ゼブラESB芯も初めは運筆を止めやすかったが、使い続けているうち夏になるまえに書き味がぬめるようになってしまった。夏は旧油性でも十分。いやボールペンではなく万年筆を使えばいいのか……


●修正テープ、観察期間2013年12月7日→2014年8月17日
紙はミドリMDペーパー。八ヶ月経過時点では、金属芯は樹脂芯(低粘度インク普及品)に比べ滲出が僅少。
 SXR200はある種の修正テープに上書きすると暫く書けなくなる。三菱ホワイティアCLT-205やシード製品ではそうならない。またSXR7やSXR80ではこの現象が見られず、代わりに滲出しやすい。
※シード ピーモC修正テープでも、SXR-80-07青で暫く線がかすれる現象が発生。シードとパイロットは同じテープと思っていたが、あちらでは起こっていない。

*各修正テープに付した番号は過去記事と関連しない。
1)パイロット ホワイトライングリップECTE-20G
2)プラス ホワイパーMR WH-635
3)トンボ モノエルゴCT-YUX
 スラリシャーボESB青緑とSXR200青で僅かに滲出が見られる。
4)ぺんてるカチットZTC405
5)トンボ モノ2ウェイCT-PEX
 ESB青とSXR200青で僅かに滲出が見られる。
6)パイロット ホワイトラインフィッティECTE-30F

●修正液、2014年8月14日→同年8月17日
7)ライオン 消ゴムではがせるミスノンA-18R
よく滲出する。四回塗り直せばなんとかなる。
8), 8')ジレット リキッドペーパー
耐性が高く滲出しない(スラリESB緑除く)。但し塗布後三日しか経っていない。また私有品は1990年代前半製造品で固まりかけたものだから、現行品ではわからない。
  1. 2014/08/20(水) 06:00:00|
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シード レーダーラインEP-RL


シード SEED 消しゴム レーダーライン 〈EP-RL〉

シード SEED 消しゴム レーダーポイント 〈EP-RP〉
赤塚ビジネス株式会社 - Yahoo!ショッピング

 罫線に沿って直線的に消せる薄型消しゴムは高い利便性を持つ。罫線に沿って書かれる文書が直線的だからである。つまり我々の思考法は直線に集約するよう訓練される。これは教育を通した思想統制、すなわち国家的陰謀だ! 我々はタイポグラフィクションのように多角的な位置から文を書くべきなんだ! カエルは跳んだ!
ぉ ぉ
お    ぉ
お      お
よ       お
ぴ     ん

*1行め(上段)は書いて消す行為を1回、5行めはそれを5回繰り返した。
*消された芯は
1)ぺんてるAinシュタイン0.3HB
2)パイロット ネオックスG 0.9HB
3)三菱ナノダイヤえんぴつB
4)三菱ナノダイヤ0.9HB

◆消字力;優良
フォームイレーザーWエアインに肉迫。消し跡が残りやすいネオックスGやナノダイヤえんぴつも消せる。
・消しかす;まとまりやすい。
・消耗;早くもなく遅くもなく。
・消し心地;少々堅い。
・折れにくさ;折れにくい。たわみやすい方向へ動かして消しても割れない。

 断面積が小さいため直立させたままでもなんとか消せる。消しゴム生地はトンボ モノワンダストキャッチEH-SDCによく似ている。


 薄型消しゴムを取り上げたその翌月にこんなのが発売されていた。もう出稿してくれないか。2014年7月発売、日本製。塩ビ。同時発売品にレーダーポイントEP-RPがある。ともに黒のみ、紙巻きが白黒ある。PP包装にキリトリ線なし。
汚れを目立たせないために黒いそうだが、その効能には疑問がある。
ギザギザ面;これは賢い工夫だ。消しゴムは接紙面積が増えるにつれ圧力が分散されて磨り減りにくくなり、消字性能が落ちる。
そこで空隙を設ければ、接紙面積を減らしながら接紙範囲を保てる。これに似た工夫は同社製品やKUMコレクトリ現行品にも見られる。
 ただ、そもそも薄型であり優良な消字力を併せ持つ本品では平坦な側でもよく消せるため、ギザギザ面の恩恵を感じられないのが難点。従来の直方体消しゴムにこそ採用すべき。
 ギザギザ面は紙面に斜めにあてて消すものと思っているが、それは先入観にとらわれていることで、もしかしたらベタ付けして(ギザギザ面を紙面に置いて)消せるのではないかと思いたちやってみると、やはり間違っている気がする。
 端面にあれば消しやすいはずだから、ハニカム構造消しゴムや格子状消しゴムをつくったらいいんじゃないだろうか。
 モノスマート、Ainサラより大きい。厚さはその中間。
幅がメタフィス ガム44100とほぼ同じ。ガムは持ちやすくないが本品は持ちやすく、縦横比につかみやすい比率があるのかもしれない。

高いなあ。復刊ドットコムもリンクしよう。http://www.fukkan.com/fk/VoteDetail?no=2684
  1. 2014/08/10(日) 06:00:00|
  2. ┗消しゴムEraser
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