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ゼブラ F-701 BAZ47


 ゼブラ海外支社のスティールシリーズの金属グリップ油性ボールペン。発売年不詳(1990年代?)、インドネシア製。未輸入品をAmazon.co.jpが輸入した。同社F-301の上級品にあたり、替芯も互換。

 適度に太い金属軸とローレットグリップもさることながら、長所はぞんざいなクリップ。まったく工業的な、優雅でないプレス加工部品だが、適応範囲が広く、デニムでもラシャでも厚地のポケットに挿せるうえ、ペン軸が短めだから少々浅いポケットにも挿せる。
短めの軸長と太めの軸径が胴長短足でバランス悪そうに見えたが、書いてみると問題なかった。とくに野外でメモする際、やや短い軸長はむしろ扱いやすかった。
 短所は軸尾に露出した合成樹脂部だそうで、落としたとき、当たりどころが悪いとここが割れるそうである。
なお合成樹脂は概ね薬品耐性が低く、アルコール消毒したり溶剤等を扱うなら、合成樹脂部品比率が低い金属軸が良いという。だからかどうか、英国では外装をフルメタル化したF-xMDへ置換されている。→F-xMD │ Zebra Pen
日本でF-701が売られ始めたのは在庫処分とも考えられるものの、カナダでは双方掲載されているから(2017年5月現在)急いで買うことはない。→Steel | 3-Series, 4-Series, 7-Series | Zebra Pen Canada
 まったく労働者階級向け、それも野外仕様だが、金属軸は寒冷地では冷えすぎたり、雪面とくに新雪面に落とすと深く沈んで拾いにくくなるため、積雪地帯では紐付けするか他の合成樹脂軸も用意するのがいい。

・ノックボタンはムダなく作動する。ノック負荷約500g、重いのに感触がよく、内部で回転子(鋸歯状カム)が噛み合う際の衝撃を感じず音も小さい。三菱ジェットストリームプライムシングルより小さい。
浸水しても内部で錆びつかせないためか、ノック機構内部部品は合成樹脂、おそらくPOM樹脂。なおPOMは酸には弱いがアルコールや油には強いという。

左はポケット生地が薄く、右は厚い。
ポケットに挿した品は左から
本品
ゼブラF-301
同スラリ300
カランダッシュ849
ラミー ロゴ206
同204
・同型シャーペンとクリップ刻印が異なる。幅が5.1mm、ペン軸との隙間が2.5mmあり、紐を結わえられる。
ポケット挿入時露出部分が12.4mm。ペリカンK400やジェットストリームプライムシングルの14mmより短く、同社F301の半分、カランダッシュ849やohtoツイストの七割しか露出せず、フラップつきポケットにも干渉しない。これより短いのはラミーロゴの9mm弱や回転繰出し式くらい。反面、袖のペン挿しに挿した場合、F301やCdA849ほど取り出しやすくない。
右上画像のラシャ地のポケットは生地が厚く、スラリ300やCdA849のクリップが奥まで差さらない。これくらい厚いとラミーロゴのクリップに隠れたノック機構が引っかかるが、本品は薄地と同じように取り出せる。

・ステンレス製軸材。クリップとばね、替芯ペン先に磁性がある。
・金属グリップは菱目ローレット。ステッドラー925 25より粗く三菱シフトシャーペンに近い。
・ペン先(替芯チップ)が4mm露出するうえ口金先端(ペン先出没孔外縁部)が面取りされて見やすい。
ペン先出没孔内径φ2.55mmくらいに対してペン先径φ2.25mmだから寸法が合わない。その差を内部に仕込んだ合成樹脂部品で補い、また替芯との接触面積を増やしてガタツキを無くしている。それを外すとフィッシャーPR替芯を装填できるそうだが外せなかった。もっともそのままでもPR替芯を入れられる。→(F701後述)

 口金を外して替芯交換。ねじは口金側が金属、胴軸側が合成樹脂。異材の組合せは摩耗しやすくゆるみやすくなるはずだが、今のところ口金を軽く締めるだけでもゆるまず増し締めする機会も必要もない。口金がフランジ付きボルトのように座面が広くて摩擦を保ち、そこが金属同士で締めすぎを防いでねじ山損耗を防ぐのか。 [ゼブラ F-701 BAZ47]の続きを読む
  1. 2017/06/15(木) 06:00:00|
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