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三菱鉛筆ハイユニFFマチック

 いかに線を引き続けられるかという製図用シャーペンの命題に対し、三菱鉛筆はFFマチック(指先ノック)を開発した。

口金付近のリングを押し下げて離すとそれにつれて芯が繰り出される。

 FFマチックは自動芯繰出機構の応用。
自動芯繰出は可動スリーヴ/ガイドパイプが紙面に押されると芯を繰り出す方式、FFマチックはこの可動スリーヴと同じ役割のリングを軸前端に据え、手動操作式とした。

画像上側、口金と芯室の間にあるのがチャック。

チャックを芯先方向から見る。
画像左のチャック閉状態(待機状態)では、芯を後方へ押し戻そうとすると抑えるも、前方へは芯を引き抜ける一方通行状態にある。リングはこの状態で操作する。右はノックボタンに押され芯を開放、押し戻せる状態。
 口金内には摩擦で芯をくわえるゴム環があると思われ、軸前端リングと連動する。
リングを操作すれば、連動するゴム環が閉状態の金属チャックから芯を引き抜く。
引き抜くだけでチャックを開けないため、軸前端リングでは芯を押し戻せない。戻すには軸尾のノックボタンで行い、最初の給芯もこれで行う。
ノックの感触は重いが僅かに押すだけでも芯が繰り出される。
 この機構は、持ち手を大きく動かさずに芯を繰り出せて確かに便利だが、芯繰出量が0.4~0.5mmと多い。ただ、ノックボタンも軸前端リングも移動量を減らすと芯繰出量も減らせる。

 携帯時の誤動作を防ぐための付属キャップを軸尾に取り付けられず不便。
また、クリーナーピン先端がささくれ立っており、他社のスリーヴに入りにくい場合がある。
 分解は不調の原因となるので所有者は注意されたし。

 FFマチックは好況下の1980年代に発売され、バブル崩壊後の90年代半ばに製造中止となったという。
※5050の1998カタログ掲載を確認。90年代後半にも出荷されていた。3051FFは掲載なし。
  1. 2007/07/20(金) 21:18:31|
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