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パーカー ソネット第二回

画像上端左からソネット1、ソネット2、フロンティア(ソネットの廉価版)の鞘開口部
2のみ開口部まで樹脂で内張りされている。鞘と胴軸が擦れ合わないようにこうしたのだろう。

金ペン先がソネット、白ペン先がフロンティア
よく似ているが、ねじ径が違い交換不可。ソネットを原型とするフロンティアとは部品に互換性があるようで全くない。
左ソネット、右75最終型
パーカーが発行していた小冊子「ゴールデンアロー」24号でモンブラン149(年代不明)よりペン先が軟らかいと記されたソネット1は人気があり、硬くなったソネット2以降は評判がよろしくないようだ。パーカーは元来硬いペン先を造る会社で、今なお人気が高い75も硬く、(手持ちのものでは)ソネット2のほうがこれに近い書き味なのに面白い話である。

 ただ、ペン先の良否を硬軟で決めるのは早計と考える。肝要なのは滞りなくインクが流れることであり、硬軟や平滑度など使い手の好みによって変化する要素で全体を判断しようとするのは誤りだ。
しかし、高筆圧が標準的な現代においても軟らかいペン先が欲されているのは事実であり、製造ラインを分けてAラインを軟らかくBラインを硬くして差別化すれば、ソネット2はより高い名声を得られただろう。
ソネットと同時発売されたペンマンインク(手前と奥)は、瓶の中央にインク溜まりが設けられ、旧来のクインク(中央)よりインクを吸入しやすい瓶だった。
評判も良かったが問題もあり、一旦製造中止となって近年再開された。
画像撮影中に電球の光熱にあてられたのか、十年連れ添ったファイヤーダンスラック仕上げの鞘にヒビが入る。なんという……
ということで熱にはお気をつけを。

  1. 2007/07/30(月) 12:30:05|
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