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パーカー ソネット第三回 ソネットはお嬢さま

 ソネットはお嬢さまです。
藤田妄想文庫 | 万年筆はツンデレお嬢様という話
藤田妄想文庫 | 万年筆はツンデレお嬢様という話パート2(インク補充編)
 最初にお迎えしたソネットお嬢さまは、赤のまだら模様"ファイヤーダンス"XF(Extra Fine)と白のまだら模様"ムーンビーム"MRO(Medium Reverse Oblique)の、ともに第Ⅰ世代のお嬢さまたちでした。MROはその場にいらっしゃらず、一ヶ月後にお会いすることとなりました。

 先代の75お嬢さまほどではありませんが細身なソネットお嬢さまは、たおやかながら薄い生地をもしっかと挟むクリップをお持ちで、シャツの胸ポケットへの納まりもよく、外でもご一緒する機会が多かったことを憶えております。
 当初はこの軟らかく跳ねるペン先に戸惑いましたが、インク切れを起こさず私に追随する優秀さにご一緒する時間が増え、それにつれてソネットお嬢さまの軟らかさに私は馴らされ、筆圧が低下していきました。
鞘の嵌合も当初は堅かったけれど幾度となく抜き差しするにつれ、程よく緩くなったものです。
 ただ、通気孔があるためにペン先が涸れやすく、数日離れるだけでもお嬢さまは拗ねることがしばしばでした。さらに無精な私は首軸前面の金環を錆びさせてしまったのでした。
 その後もよくご一緒しましたが、現在ファイヤーダンスには退蔵願い、シズレFと付き合っておりますけれどこちらもまた首軸の金環鍍金が剥がれてしまいました。
 固着したインクは純正黒クインクでして、ブルーブラックやペンマンインクでの固着はまれであったため、黒クインクは劣化していたのかもしれません。そのため、今はインクを変えております。

 ソネットお嬢さまは前方からインクを吸う吸入器と後方から挿入するカートリッジの二通りのインク補充法をお持ちですが、私は吸入器を用いてお嬢さまをインクで満たす場合がほとんどでした(首軸金環にインクが固着した原因はこれかとも思ったものでした)。
 現在は吸入式万年筆を胸ポケットに挿すことが多く、また外出する機会も減り、ソネットお嬢さまとは疎遠になりがちですが、それはお嬢さまの能力を否定するものではありません。
携帯に好適な両用式金属軸のソネットお嬢さまは、先代の75お嬢さまと同じく四半世紀の時を過ごすのではないでしょうか。
  1. 2007/08/05(日) 17:01:04|
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