アフィリエイトの文具評論家ブログ実装版The Critique of the Stationeries with an Affiliate blog

パイロット ローリート ルアーノLC-300R

彗星ボールペンとは文化的だ。

パイロット彗星ボールペンレフィル0.5mm黒LNシン-25EF-B 10本

 1985年、パイロットは水性ボールペンにローリートLaureateの商品名を冠し発売。鞘式のほかノック式"Ruano"を発売した。
生産期間不明、3000円。少なくとも1991年には存在。現時点でLC-300Rは公式HPに記載あるもトップからのリンクは断たれ、廃番後間もないと見える。油性ボールペンBC-200RとシャーペンHC-200Rは生産続行か再開か'09年カタログに載っている。

 インクが生地に染み易い為、クリップ操作で芯収納するノック&クリップ式(クリップリリース機構)を採用、ポケットに挿している間は芯繰出をも阻む。
数種あるローリートルアーノは何れも同機構だったようだ。しかし軸内に乾燥防止機構は無く芯先はガタつく。

 替芯LNシン-25はJIS水性B型(φ6.2×87mm)、.5mm(EF)、黒インクのみ、中綿式、筆記距離不明。いまやJIS水性B型はこれのためにあるような規格。同社BRFN-10で代用可。※LNシン25、2015年頃廃番
三菱SXN250記事中、替芯に段差ある限り口金が鈍角にしかならないと書いたが、これは見事に細身で鋭角、考えを改めざるをえない。
 書き味は、ジェットストリームが目指した往時の水性ボールペンのそれと同等で優良。重ねた紙に書くと水性ゆえ筆線が太くなるものの滲むとは言えない。但しモレスキンでは少し滲む。インクは筆記直後に触れても擦れず裏ぬけは僅かで良好な耐水性を示し、ゲルインクに座を譲ったとはいえ遜色なく、これで書けば水性ボールペン再興を唱え始めるだろう。
 替芯はアルミ包装され湿潤を保つが、開封すると乾き始め、やがて擦れ涸れていく。乾燥防止措置はドイツ製キャップレスローラーボールと同じく「乾燥しにくいインキ」のみのようだ。使わずに放置しても一ヶ月は涸れなかったが半年は無理と思われる。
もちろん使い続けるならその限りではない。
※追記:半年放置後も書けた。芯先を出しっぱなしにしたり直射日光をあてなければ長持ちし、同社LHRF20C芯より乾燥に耐える。
一方ペン軸のラッカー塗装にはヒビが生じた。
 後年同社は日本初のノック式水性ボールペンという触れ込みでVボールRTを発売する。直液式/ノック式という点で画期的、乾燥耐性も高いと思われるも、書き味が本品ほど芳しくない。インクをLNシン用に、ボールをステンレスかセラミクスに仕様変更せんだろうか。
 で、良品か否かであるが良品。但し開封したら常用必須。

 これを探して何軒か文具店を回ると、ローリートはどこもが知る有名品だった。私はといえば古いカタログでその存在を知っていたのにすっかり忘れていた。VボールRT発売時にも、思い出したのはぺんてるの三角軸である。

関連記事
三菱鉛筆BOXY水性ボールペンUB-1006BXN
  1. 2010/01/05(火) 06:30:00|
  2. ボールペンBallpoint pen
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
<<トンボ鉛筆 モノホルダー | ホーム | モレスキン ノートブックポケット リポーターポケット>>

コメント

ローリートではないですが

同世代にこのような柄が流行ったようで、
同系統の柄の亡父の形見のイニィシャル入りキャップ式ローラーボールを譲り受けた時、
もう存在しないであろうから代替品を求めに伊東屋へ。
流石の伊東屋。正規品の替芯をさらりと出してみせた。
早速使用していたが、キャップ式であるにもかかわらず、短期間でドライアップ。
現在のドイツ製ローラーボールと比較するのは公平ではないが、
この時期の日本製品の「水性ボールペン」は発展途上であったのでしょうか。
・・・リフィル 高かったんだけどなぁ....。

同じ柄つながり という事だけで思いつくままに書き込んでしまいました。
  1. 2010/02/11(木) 14:42:47 |
  2. URL |
  3. Hagy #-
  4. [ 編集]

 その水性替芯は残念でしたが、日本の水性替芯といえば300系、ゲル含め代用品が見つかると思います。
また記事で取り上げた水性ボールペンは今もドライアップしていないので、使いやすい水性替芯も見つかるのではないでしょうか。

 マーブル模様は好きな柄ですが、少なくなってきましたね。
  1. 2010/02/15(月) 20:21:42 |
  2. URL |
  3. 魚眼 #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://schreibzeugkritiker.blog105.fc2.com/tb.php/162-1f4a278b
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)