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ラミー ロゴ第二回L204BK,L204M-RD

軸色が赤だろうが白だろうが付属芯は黒Mです。但し並行輸入品では青Mの場合があります。
ラミー ボールペン ロゴ プラスティック ブラック L204M-BK 正規輸入品:Amazon.co.jp
ラミー ボールペン ロゴ プラスティック レッド L204M-RD 正規輸入品:Amazon.co.jp

ラミー ボールペン 替芯 ペン先F(細字) レッド LM16RD F 正規輸入品:Amazon.co.jp
ラミー ボールペン 替芯 ペン先M(中字) ブルー LM16BL M 正規輸入品:Amazon.co.jp
LAMY替芯 M16 ブラックB(太字)LM16BK/B:Amazon.co.jp
LAMY替芯ブラックF(細字)LM16BK/F〔正規輸入品〕:Amazon.co.jp

 前回のロゴ206と違い、204Mは樹脂軸+可動式金属クリップの正規輸入品。軸色4色、口金とノックボタンはつや消し。赤軸はサファリ赤軸と同色。ドイツ製。
色軸は固定樹脂クリップのみだったが2010後半から本来の金属クリップも輸入され始めた。樹脂クリップは204ではなく272と思う。


 樹脂製胴軸は軽く、強度確保のため金属軸より肉厚で先細り、口金以外に継ぎ目が無く、幅広溝の滑り止めも効果的。ただ口金が長く、ペン軸を極端に短く握る者には合わない。
 クリップとノックボタンが一体化した形式では、ノックするたび上下動するクリップが疎ましく感じられるものだ。本品も例外ではないうえノックが重く650g以上あるが、ノックボタン断面積が大きく移動量は短め5.5~7.5mmでさほど悪くない。
余談だが本品の設計者は後年、極端なクリップ一体型ノックボタンのティポを設計する。
 替芯M16は口金を外して交換。勿論金属軸と共通だが、他の部品はなぜか共用できない。因みに青インクが最も良い書き味。
 他社製替芯では、パイロットBRF20、25及びBRFN30を流用できることが知られている(金属製口金の206には不適)。→Animal Sketch2009年04月19日
そのほかゼブラEQ芯を流用可能(要改造)。ラミーM16のペン先径2.2mmに対し日本製の多くがφ2.3mm、しかしゼブラはφ2.25mmのため流用し易い。
 ラミー公式HPで本品をすっきりしたかたちClear Designと紹介しているが、見ての通り大して魅力が無く、このシリーズ(以前は金属軸205と208)は一度輸入中止された。
しかしこの無個性な品も、同価格帯(国内1000円台)の同種製品、パーカージョッター、シェーファーセンチネル、パイロットクーペ、セーラースタイルカラー、プラチナ オ・レーヌ、三菱ピュアモルト、OHTO 1000G、ペリカンゼット……と並べれば、ラミーらしく映り没個性とならない。このことは、闇雲に個性を追求する者に自省を促すだろう。
複製された芸術作品は"アウラ"を失い、権威も価値も下落するといわれるが、もとより複製品である量産品には唯一性も芸術的権威もない。では量産品が具える価値とは何か。普遍性と機能性である。しかし「他と違う」だけでは普遍性にも機能主義にも至らない。なのに他と違う、この点確かにクリア、はっきりしている。

 ラミーはこのようなデザイン様式──モダンデザインの範を、工芸学校バウハウスに求めている。同校が存在したのはナチが台頭する時代だった。
 国粋主義や民族主義は権威づけをその目的とし、集団とあれば政治思想の左右を問わず発現して権威を与える。
ところが普遍性は国粋主義者らが依拠する民族性や集合的アイデンティティを無視する。必然バウハウスはナチに敵視され、非ドイツ的となじられて二度閉鎖、頽廃芸術とされた。
 量産化≒大衆性に立脚するモダンデザインが、同じく大衆性に立脚した民族主義に排除されたのは皮肉なことだった。普遍性が代替可能性を促進し民族性を変えてしまうと考えられたのだろう。
それをドイツ的と呼ぶのは無理解というものだが、頷くことはできる。(頷くのはその様式を非ドイツ的と認めることがナチと価値観を同じくすることだからとか、ドイツ観念論的とかではなく、多分に印象的なもので、現在のドイツデザインが既にこの様式を包摂してしまったために起こる錯視のような感覚だと思っている)
 そのモダンデザインは戦後復権するも、やがて無個性と批判されるようになり、またナチスとモダンデザインが全く無縁ではなかったことも知られた。
  1. 2011/01/06(木) 18:00:00|
  2. ボールペンBallpoint pen
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

ノック感

私はコイツの【ノック感】が大好き。
B.Pで一番好きかな。サファリB.PもアルスターB.Pも好き。
このノック感で、自分のスイッチが「カキーンッ」と入ります。(実は 軽~い ボタンフェチ)
M16リフィルも好きなのですが、現在は趣味的なステージに降格。(昇格?)
ノック式B.Pのスピード感とややチグハグかなと感じております。
一画のみならず一文字掠れすらあるのでは、ビジネスの相棒には残念。
先日、差し出された某社「エナージェル」に感動。ずっと抵抗してきたがついに1本購入。。。
【M16使い】を返上して、パイロットBRF系統のリフィルに換装しようかな....。
パイロットの軍門に下るのはシャクだが、このノック感は捨てがたい。
  1. 2011/01/12(水) 11:18:39 |
  2. URL |
  3. Hagy #-
  4. [ 編集]

 がっしりした感触がありますよね。中芯を繰り出すとボタンが前進したままになるところもいいです。
 M16替芯の書き出しかすれや、インクが調子よく流れてからのぬるぬるした書き味には、旧世代インクのなんたるかを実感します。書き出しかすれは青インクで若干改善されますが、あまり現代的ではないですね。
過去、その油性M16に対して導入したのが水性M62やM66ということなんでしょうけれども、他社でボールペンインクがさらに改良されて取り残されてしまった。

 ロゴには結局純正芯を入れています。みみどんさんのラミー対応SXR芯や改造スラリEQ芯とかあるのですが、書き出しでかすれても気にせず書き続けることで対処?しています。
 ぺんてるのゲルインクはハイパーGも良かったですよ。
  1. 2011/01/13(木) 01:16:20 |
  2. URL |
  3. 魚眼 #-
  4. [ 編集]

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