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プラチナ萬年筆 ダブル3アクションポケット MWBP-3000

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 本品は注目されている。その長さがロディア#11長辺から同#12長辺へ伸びる伸縮式でありながら多機能ペン(2色+0.5シャーペン)でもあり、両立を成し得た初の製品だからである。
しかし残念ながらギミックが多いと扱い難くなることを証明してしまった。
アルミ軸アルマイト仕上げ、回転繰出式、軸色全5色、日本製?

 複芯式の口金は厚ぼったくなるものだが、これは流麗さを失っておらず芯先も見やすく、絞り加工された滑り止めも単なる線刻よりずっと良い。

 伸縮操作は軽快。緩くなく渋くもなく。ポケット内で伸びていることもない。
 色/機能標示のM<Re>Bはシャーペン←赤→黒を表す。標示は後軸にあって前軸には何もなく、なんともわかりにくい。
ペン軸は無限回転せず、回転範囲は約240°。シャーペンのみノック式。シャーペンで書くには、後軸を回してシャーペン機構部を繰り出し、後軸(ノックボタン兼用)を押す。消しゴムなし。
 短縮時にも回転/ノックでき、慣れれば伸縮/回転/ノックを片手で操作できる。
 クリップの陰にL字溝があり、溝に沿って前後動(上下動)するピンがある。
ペン軸を伸ばすとピンが前進、そこで後軸を時計回りに回すとピンがL字溝下端に入り、短縮を防ぐ。
ピンをL字溝下端から外すには後軸を反時計回りに回す。

 後軸がシャーペンのノックボタンを兼ねる為、ノックしても縮まないようL字溝下端にピンが嵌りこむわけだが、留意すべきは芯収納後にピンが外れているとは限らないことだ。
とくに黒ボールペン収納後は、ピンが必ずL字溝下端に入り短縮できない。
その場合は後軸を少し反時計回りに回すか、芯先を収納せずに短縮し芯収納するかしなければならない。
 短縮時に回転して芯繰出、のち伸長する操作手順を勧めたく思うが、手順に拘泥せず泰然と構えるのが最もよいのだろう。
 このピンがポケットの生地に引っかかって軸を不意に伸縮させはしまいかと危ぶんだが、ラミー2000クリップで挟みきれない厚地でもそれはなかった。クリップ自体は良い。
天冠がペリカンスーヴェレンのような逆テーパつきやゼブラスラリのようなリブつきなら、ペン挿しから抜き出しやすくなるので各社真似てもらいたい。

替芯BSP-100S(JIS油性D型、φ2.3mm×67、0.7mmボール、筆記距離700m、黒赤青3色)。ゼブラ4C及びJSB対応。シャーペン芯補充は、シャーペン機構部を引き抜き、取付部に芯を入れる。これも4本入り。
通常使用ではシャーペン芯が折れることは滅多にないもののペンを落とすと必ず折れる。いかに耐芯構造シャーペン オ・レーヌを開発しMWBQ-450を発売した同社といえどもこれの解消は容易ならざることだろう。

 回転操作は軽快だが、しばしば前軸のねじが緩み悩まされる。なぜ口金ではなく前軸を外すようにしたのか。改良を望んでやまない。
ねじ延長部(逃げ)に非金属用接着剤を少量つけて緩み止めとした。
 操作が煩雑に思えて慣れないうちは戸惑う場面もあるが、それを過ぎればメモ帳類と併せやすい軽便なサイズに、そして短縮状でも筆記可能な点に長所を見出すようになるだろう。
 色/機能標示と前軸螺合が改良されれば、小型メモ用複合ペンとして重用されるに違いない。
また黒芯を青芯に替えて、インク容量が大きい単色黒ボールペン或いは万年筆を補助させられる。モンブラン#30371ノートブック、#30623システム手帳とも合うんだが、それらと合わせる者は少なかろう。

 三本とも赤軸ながら各色僅かに異なっており、a)MWBP-3000は色が濃くb)MWBW-1500Aは明るめ、c)BWBM-1000は微かに紫寄り。しかしいずれもd)パイロットクーペより鮮やかでe)パイロットハイテックCスリムスより透明感あって明快に感じる。
f)ラミーロゴ204
  1. 2011/04/05(火) 18:00:00|
  2. ボールペンBallpoint pen
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