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マークス ボールドミニ DA-BP1


 1950年代風の短い回転式油性ボールペン。ギラギラにクロム鍍金された後軸にリベット留めを模したクリップがつく。前軸には紙のような合皮を巻きつけており全4色。
目立った装飾がないにもかかわらず装飾的に見えるのはクロムの光沢のおかげか製品自体の雰囲気のせいか。後軸のラベル以外無銘。中国製。
 B7長辺程度の短さに金属軸で外見に見合った程よい重さ。重心がやや後ろ寄りだが短いため気にならない。
 革巻き風前軸はその継ぎ目が見えて劣化が予想されるも、ゴム握把のように生地に引っかからず、より良い感触と印象をもたらしてくれるだろう。
 そこを除けばペン軸表面に凹凸がなく、やや太い軸径といえども手帳のペン差しに抵抗少なく抜き挿しできる。ミドリベルトシール適合。トラベラーズノート用やロイヒトトゥルム用ペンホルダーは手元にないので不明だ。
天冠周りも見目良いがポケットから取り出す際に滑る欠点も併せ持つ。クリップ狭持力は強め。
 軸を240°回旋して芯を繰り出す。途中で回転操作をやめても、デフィやペリカンK300と異なり復さず、180°回旋でも書ける。
 回転繰出式は片手で操れないと思われがちだが、拇指の付け根に後軸を乗せ、示指と中指で前軸を回せば、それが思い込みにすぎないことをわかっていただけよう。
また手帳のペン差しに挿入する際、不意にノックされることがない。
 作動は重い。暖かい日には快調になってぬるりと回り、好感触になる。インクも同様に温度に左右され旧態依然としている。
 替芯交換はクロスに似て、後軸を引き抜き黒い替芯受け/把芯管を回して外し(堅い)、替芯を外す。

替芯は無銘、品名JS-RFL1。φ2.3mm×67.5、JIS油性D型、ゼブラ4C/JSB不適(ゼブラ芯にする場合は替芯受けを浅くねじこむ)、字幅M、黒。一般筆記仕様。書き味はぬるりとしてモンブランに似る。少ないながらダマあり。私はこの書き味を好むが多くは敬遠するだろう。
 本品は手帳用として売り出されているのだが字幅が太く細かくは書き込めない。細字化は他社製替芯への交換で可能。

 1990年代、東京ビジネス工業という会社が販売し、雑貨屋を中心に流通したラカーノLACANAUというブランドがあり、万年筆や本品に似た回転式ボールペンを売っていた。これの製造工場は以前から筆記具を造っていたと推測する。
b以外替芯互換。bを除けばプラチナMWBP3000の作動が最も軽い。重いのが本品。
 それにしても4色ある軸色のうち、ずいぶんつまらない色を選んだもんだと思う。ピンクにすれば良かったか。

※2014年12月追記:ボールドミニが、ダイソーから油性ボールペン73、アクセサリー&フェイクレザー ボールペンの名で再発されていた。
天冠にファセット飾りが付加されて百円税別。さすがダイソーといわざるをえない。

通例、ゼブラ芯は他社製に合わない。
  1. 2011/10/18(火) 18:30:00|
  2. ボールペンBallpoint pen
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