アフィリエイトの文具評論家ブログ実装版The Critique of the Stationeries with an Affiliate blog

ロットリング A.C.P.インク R597 434

 W&Nカリグラフィインクと同時期に入手したと思うこのインクを最近棚の中から見つけた。
 耐水性と耐光性をもつ超微粒子顔料系カラーインク、A.C.P.(アーティスト・カラー・プロフェッショナル)、
製品自体にはliquid acrylicsともあり全36色、混色可能。ドイツ製、廃番、1993-1998(カタログ掲載1997まで)、
単品箱入り30mL, 650円、12色セットR597 499, 7,800円。ACMI AP-NONTOXIC付き。
黒R597 434のみ所有。色合いは墨色、青みも赤みもない。

 それまで販売されていた同社アーティストカラーの後継品。画材に分類される製品で、製図ペン、エアブラシに対応。

ねじに細工があり(矢印)、スポイト付き蓋を定位置で止める。
スポイトは混色用兼カラス口用で、この種のカラーインクにはよく見られる。瓶底にもrotringロゴ。

 ここでは筆記用インクとして触れる。
 ツバメフールス、コクヨ測量野帳、ロディアを除き、ジャポニカ学習帳(あまり知られていないが優れた紙質)やライフノーブル等種々の紙で裏ぬけ寸前、紙によっては滲むか散る(筆跡にヒゲが生える)。
 ケント紙(製造元失念)やトゥールズPMパッドでも試したがインクが散る。
但しこのインクが製造から十年以上経っていることやこれらの紙もまた本品と同じくらい古いことを割り引かなければならない。
 プラチナカーボンインク並みだが、ぬけようが散ろうが私は構わず書き付けている。
※使い始めにたらした水気(後述)がなくなってからは裏ぬけ滲みが減った。ルーペで確認できるこの滲みは、画稿なら問題になるだろうが手帳筆記なら問題ない。
また2007年頃のモレスキンでは少々裏に抜けるものの2011年ものでは抜けず滲まない。

 単一顔料から成り、耐候性高く修正テープ上でも黒い。W&Nカリグラフィとプラチナカーボンも同様に黒い。セーラー極黒は残念ながら所有していない。*アートペンインク黒と青は瓶入り、赤はカートリッジ。
 過去、同社グラフォスにこのインクを入れたが、まったく書けなかった。今回は同社アートペンMに使用。
 吸入直後でも書けず、ペン先にオイラーから水を一滴たらして対処するも、翌日にも書き出しがかすれた。吸入後翌々日から順調となり、以後一週間使わずにいても順調。
 ペン先のせいかインクのせいかは即断できないが、最初はつけ書きがいいのかもしれない。
また吸入前にいったん吸排水してペン芯を濡らしておく方法もある。インク瓶内に水道水が僅かに混入することを厭わなければ。

参考:同社'95-'96カタログp14-15

ペーパークロマトグラフィは次を参考にした。
いくつの色が含まれている?|みんなの実験室|MyLaboratory SEEDLING
 概ねプラチナカーボンインクで代用可能と思われる。
  1. 2012/04/24(火) 06:30:00|
  2. 画材製図用品Others
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<フルプラ ジェットオイラー No.307 | ホーム | ウィンザー&ニュートン カリグラフィインク>>

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://schreibzeugkritiker.blog105.fc2.com/tb.php/208-c669cb4e
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)