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ウチダ KD型708-1002 マイクロアタッチメント0.3mm

Amazonには内田洋行製図器が充実していることを知ったが時すでに遅し、品切れしつつある。

コンパスアタッチメント(Amazon検索)
 二十世紀後半、独式製図器が主流となり、製図ペンが登場し、シャーペンが細芯化され、製図用品が個々に発達した。残る課題はこれらの連係であった。
今月はコンパスアクセサリを数種紹介する。

 MSアタッチメントは内田洋行が販売する独式製図器用シャーペン、なんと回転繰出式0.3mm。.5と.7もある。1980年代発売、日本製?
廃番品かと思って改めて調べると現行品。思えば初めて手に入れた回転繰出式がこれだった気がする。
 製図用シャーペンはマニア間で人気ある分野だが、いかなシャーペンマニアといえどもこれを持っている者はそうはいないであろう。しかしちっとも自慢にならない。ちなみにぺんてるメカニカは持っていない。
 ノック式で同種の製品がステッドラーやロットリングにもある。

 前装式でシェーファータルガと同じ操作法。
一回転で芯を5mm繰り出し、25.5mm長までの芯を納められる。この形式の特長として残芯が短い。
他方、次芯を自動給芯することはおろか予備芯を蓄えることすらできない。しかしそれが一定の線幅で作図できる利点を脅かすものではない。

 独式製図器とはドイツ式コンパス類を指し、機械生産に適し穂替えできる形式。内田洋行はD型と呼ぶ。
この形式は穂先(コンパスの足先)を替え、鉛筆もカラス口も一本のコンパスで賄える。が、鉛筆部が2mm芯のままだった。
 1960年代に細芯化されたシャーペンに遅れ、コンパスが細芯化されたのはどうやら1980年代。通常の鉛筆/シャーペンに比べ、コンパスは筆圧をかけにくく芯先が摩耗しにくいこともあって細芯化が遅れたと考えられる。多色シャーペンが20世紀前半に存在(ドイツ製が主流)していたことから、おそらく技術的問題ではない。少なくともコンパス用.9mmがあってもおかしくはなかった。
 細芯化以前は(それ以後も)2mm芯をやすりや刃物で平研ぎしていた。また芯研器を使えば2mm芯を0.2mm芯より尖鋭に研ぐこともできた。
 本品のアタッチメント/穂替え差込径が呼び寸φ3.5mm、実寸φ3.4で他社のコンパスに合わないことがある。
画像のタケダ(武田製図機械製作所)製コンパス鉛筆部と長さが合うのに差込径が合わず惜しい。普段よりねじをきつく締めるとなんとかなる。
 このタケダの鉛筆部はreverse twist lock clutch. チャックが露出し、極めて短い芯をも把持できる。
ドロップ式(スプリングクラッチ)以前の芯ホルダにも採用されていたこの形式が鉛筆補助軸に採用されないのがこれまた惜しいことだ。
 このようにシャーペンやカラス口は短小化してコンパスの穂先となったが、コンパスの差込径ごとに大きさが異なっていた。
例えば同社のコンパス用シャーペンには三種ありサイズが異なる。その詳細は公式製品カタログ|内田洋行を参照されたい。本品はSE・QB穂替コンパス用。
 次回は異なる穂替え差込径(接続径)に対応する製図ペン用コンパスアタッチメント。製図ペンはシャーペンほどコンパスに寄り添わず、その独立性を保っていた。
  1. 2012/06/06(水) 06:30:00|
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