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ロットリング コンパスアタッチメント R533 345


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 コンパスアタッチメント(コンパスリング)は製図ペンをコンパスに取りつけるための部品。穂替え差込径3.5mm/4.0mm共用。製図ペン装着ねじφ10.15mm(凹ねじ径9.6mm)。同社製はもちろん、多くの他社製図ペンに適合。ドイツ製? ブリスター包装。発売年不詳だが1983年には存在。
 古いバリアント取説に同種品が見られることから、一部は1960年代に発売されていた模様。その同種品には穂替え差込径がφ3.0mm,φ3.3mm,φ3.5mm,φ4.0mm四種あって、本品と異なりそれぞれの差込径専用だった。
1990年代に順次廃番となり、現在は本品とユニバーサルアタッチメントが残っているようだ。

 独式製図器は穂先を替え、鉛筆もカラス口も一本のコンパスで賄える。
穂替えできるこの特性が英式製図器より合理的な独式の独式たる所以、しかしコンパスの大小によって穂先の差込径や長さが異なることが往々にしてあり、その特性が見かけ上に留まる場合が少なくなかった。
 コンパスに沿うかぎり変わらない。同社はコンパス用製図ペンならぬ製図ペン専用コンパスを売り出す。二叉脚を持つ異形のそれは、複数の差込径を廃しφ10.15mmねじだけで製図ペンを直付けする。
 製図ペンもコンパスに合わせなかったわけではなく変化した。初期の製図ペンロットリングラピッドグラフは万年筆然としており、カラス口に取って代わるには円作図に不都合、そこで同社は各部をユニット化したバリアントへ変化させ、コンパスへ取りつけやすくした。しかしシャーペンほど小型化してコンパスの一部品とはならなかった。
 以後の製図ペンにも同径同ピッチねじを採用し続けた結果、ラピッドグラフIPLまで新旧問わずコンパスと連係する。また1970年代末あたりを境に他社製品もほぼ同径10mmねじを採用、1980年代中頃には十社以上に達し、製図ペンの独立性が独式製図器の合理性と共用化を高めた。
 その状況にあって既存コンパスとの妥協点がコンパスアタッチメントすなわち本品である。
 そのような妥協策のため、これをコンパスに取りつけると針とペン先が通常より14mm離れ、小円作図に不利となる。またスプリングコンパスの場合、画像に示すように、ねじ棒と製図ペン/シャーペンが干渉することがある。
ねじ留めされた接続棒根元が四角く削られており、ねじを一旦外し90°回して取りつけると作図半径を小さく、またねじ棒を回避できる。コンパスの脚が長い場合には180°回して内側へ取りつけられる。
ステッドラーのコンパスリング556 74はここをボールジョイントにしていた。
 同種の製品が他社製にもあり、万能コンパスリング(ユニバーサルアタッチメント)なるものもある。
 製図ペン専用コンパスは複数の差込径を廃して合理性を高めたが鉛筆部も廃してしまった。次々回6月18日は専用コンパスのためのシャーペン。

資料:同社'95-'96カタログp27
コンパスアタッチメント533 345(3.5mmφ・4.0mmφ兼用)
穂替部シャフトが4.0mmφの大型コンパスに製図ペンを接続する場合は、下からセットします。
3.5mmφの中型、小型コンパスに接続する場合は、製図ペンを上からセットします。こうすること
でコンパスの針側の脚の長さと製図ペンの高さが揃い、バランスよくご使用いただけます。
  1. 2012/06/12(火) 06:30:00|
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