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ステッドラー 継足棒 556 80SKと556 80TSK

 ボウコンパスbow compassという大型コンパスがある。
脚の間に横木のようなねじ棒を据え付け、ねじ棒を回して開脚角度を微調整する。のだが、それがために開脚が制限され、大コンパスにもかかわらず作図半径が中コンパスより小さい。
ロットリングRT-531 147を見れば他社製品でも事情が変わらぬことがわかる。
 この欠点を補うのが継足棒(延長棒)、作図半径を130mm以上伸ばす。
 ステッドラーの大コンパス用継足棒にはなんと二種ある。

・556 80SKは2000年代初頭まで存在。1500円。カタログ上全長16cm、作図半径を137mm伸長(カタログ上130mm)。頂部ねじをゆるめれば針部を滑動可能。
針は段付きで短く2mm径。右側の両端が尖っている針はコンパス付属のもの。

・556 80TSKは1990年代前半まで。2800円。伸縮式。カタログ上全長26.5cm、作図半径を135mm⇔250mm伸長。
操作法は566 80とほぼ同じ。コンパス連結部付近のねじをゆるめれば伸縮可能。
留め方が異なるが針自体も同じもの。私有品は針先が欠けた不良品。

 品番末尾に付くSKは箱入り単品売りを示し、コンパスセットに含まれる場合には付かない。

 共に同じ方法でコンパスと連結。コンパスの針を抜くと表れる横孔に差し込み、ねじで締めつける。他社製品と違って少々特殊。
針を抜かなければならないのが短所。現行品は穂先交換と同じ要領でできるようだ。

 世の中進歩してしまったため今や全く無用の長物、ビームコンパスもこの継足棒も然り。
 長い半径で作図した大円の弧はたおやかな外形になる。
雲型定規や自在曲線定規でも大円弧を作図できるが、その曲線は中心点がわからず=寸法を書き入れられず機械加工に不適切と考え、私はコンパスによる曲線を好んだ。もっとも学生の時分にしかこれらを使ったことがない。


 私は556 80を三本持っている。ステッドラー555製図ペン専用コンパス(1990年代後半型)を買おうとしたとき、継足棒付きセット555 02を求めたのだが在庫なく、仕方なくコンパス単品555 00と継足棒単品556 80SKを買ったのであった。
そして数年後、ネットオークションで継足棒付き555 02Nを見つけて入札。
 というわけで複数持っているが、いくらあっても継足棒同士を連結できないため各コンパス専用だ。
 また555コンパス(1990年代前半型)継足棒付きを既に所有しており、1990年代後半型を買ったときには作図することもなくなっていたため、二本め以降は完全にコレクションとなった。

資料:テクニカルサプライカタログ1998p10

雲型や自在曲線定規では弧の半径がわからないが、半径が記された円周定規(ロッ骨定規、アール定規)やカーブ定規(鉄道定規、曲定規)もある。
円周定規:Amazon検索
アール定規:Amazon検索
カーブ定規:Amazon検索

自在曲線定規とは鉛の棒をゴムで厚く被覆したもの。二次方程式による曲線はコンパスでは作図不可能で、それを作図できるが、私には無用のモノだ。
自在曲線定規:Amazon検索
雲型定規:Amazon検索

  1. 2012/07/18(水) 21:00:00|
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