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トンボ鉛筆 モノスマートET-ST

トンボ鉛筆MONOsmart ET-ST 5個;Amazon

 我々はノートの罫線に沿わせて直線的に文字を書き連ねる作業を延々と行ってきた。これがために消しゴムのカドが珍重され、人々のカドへの妄執が都市伝説「消しゴムの正しい使い方」をも生み出した。
 コクヨはその渇望に応えてカドケシを発売するも、しかし真に求められていたのはカドそれ自体ではなく、細さや薄さだったことに人々が気づき、罫幅に合わせたミリケシが発売され、いままたトンボからはこのモノスマートが発売された。
 新たな消しゴムの黎明!
 我々はどんな消しゴムを使うべきかに気づき、もう欺かれることもない。地球幼年期から脱する日が近づいた。来たるべき日に備えよ!

 さて、ノートのA罫7mm幅、B罫6mm幅より薄い5.5mm厚(実寸は5.7mmであった)塩ビ消しゴムが2012年8月に発売された。日本製。
 人々がノートの罫幅に文字を収めて筆記するのに対し、従来直方体消しゴムでは罫幅に合わせて消すことが難しかった。
この薄型の利便性はカドと同じく消字範囲を限れる点にあり、どれだけ丸まってもその薄さが変わらず5mm幅C罫でも一行消しできる。
カドではなく厚さが使い勝手を左右している。
 厚さも体積も同価格モノ消しゴムの約半分で割高な製品だが、人類は多少割高でも利便性を選ぶことがある。エスカレータ然り自動扉然り携帯電話然りスマートフォン然り。
1行め(上段)は書いて消す行為を1回、5行めはそれを5回繰り返した。
左からトンボippo!2B,ぺんてるAinシュタイン芯0.3HB,三菱ナノダイヤ芯0.9HB,三菱ユニB

 消字力は優秀、紙面を凹ます.3mm芯も消せる。
短所は従来品より三割硬いため感触がよくない、消しかすがあまりまとまらない点。
特殊配合とやらで折れにくいこの消しゴムにも、たわみやすい方向とたわみにくい方向がある。くどくどしいことだが、それが直感的にわからないなら折れにくいものも折れる。
もっともこれに1kgの力をかけて二つ折りにしても折れなかった。それでいて紙巻きに戻すと堅い。

 一行消しに適した製品は本品以前から存在した。コクヨミリケシ、φ6.7mm繰出式消しゴム、往年の天然ゴム製510型、塩ビ消しゴム以前の並製消しゴムなど。SEEDは510型を模したくさび型塩ビ消しゴムを売り出してもいた。
 そのほかカドケシ等、消しゴムのカドを維持する解決策がさまざま提案されてきたすえに、単純で旧い型、塩ビ普及によって失われた薄型へ回帰した。
 しかし塩ビ消しゴムは軟らかく薄型に向かない。本品製造元のSEEDが薄型化に成功し、その薄さは前掲品群より薄くクリップで挟めるくらいである。
 これより薄い消しゴムには
a)ぺんてるクリックイレーザーZE31 3mm厚
b)SEEDスレンディ+ 2mm厚
c)トンボ モノゼロ 2.5mm厚
d)コクヨ ケシ-HS700 2.5mm厚
などがあり、いずれも消しゴム単体では使用せず。
 モノスマートの競合品は旧来の直方体消しゴムではなく、これら繰出式消しゴムになり、同社モノワンEH-SSMやモノノック3.8 EH-KEとも競合する。商品数を増やしすぎにも思うが逸品には違いなく利便性が高い。
ミリケシはハーフサイズかレギュラー半分で十分に思う。
  1. 2013/03/16(土) 06:00:00|
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