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サンフォード ターコイズ02022(10C)


【SANFORD/サンフォード】TURQUOISE 10C / 2ミリ芯ホルダー

ブンドキ.com Yahoo!店



ステッドラー ホルダー芯2mmマルスカーボン12本入・4H 200-4H:Amazon.co.jp

Amazonのステッドラー芯4Hの画像が2013年4月現在、なぜかターコイズ芯。注文して本当にターコイズ芯が来たらどうしよう。他の硬度も入荷してくれないか。※後日Amazon.co.jpに注文したら届いたのはステッドラー4Hだった。そりゃそうか。
新自由主義と自由貿易は分離可能なはずだから、ターコイズ芯を輸入販売したらいいのに。
硬度範囲6H - 6Bでステッドラーと三菱がもう生産していない硬度があり、たぶん軟芯が売れる。

 トルコ石色の長軸2mm芯ホルダ。たぶん日本製。
ターコイズエレクトロニックHB芯1本付属、簡易芯研器内蔵。適合芯研器ステッドラー502、ロットリングR505 250N緑差込口、ダーレ301等。
a)本品
b)三菱ユニホルダーhttp://nanos.jp/schzkr/blog/1/4/
c)トンボH200PA
d)ステッドラー780C
e)ファーバーカステルTK9441
f)同TK9400
g)リネックスLH1000
 軸径が細く、鉛筆を金属ローレット化したと表現するにふさわしいシロモノ。さすがに鉛筆ほど軽くないものの、角が立った滑り止めと前重心が、多方向から行うハッチングに役立ち、長軸もスケッチに適する。
 これは良品、逆輸入のため多少高価いが買って損は無い。
しかしカランダッシュ77やステッドラー780C、三菱ユニホルダーでも十分であり、わざわざこちらを選ぶには何らかの理由が要るだろう。

 今月は芯ホルダ関連ばかりだったが来月も芯ホルダ、ステッドラー782Cと同787C。12の倍数日に更新予定。

●チャック(クラッチ)
2mm用、三叉、ノック負荷0.9kg。内筒(芯室)内径2.7mm、可納芯長138mm。
●下軸(前軸/グリップ)
真鍮にクロム鍍金、長さがリネックスLH1000やKoh-I-Noor5611とほぼ同長。約5g。
 ローレットが粗い(粗雑な仕上げという意味ではない)。
ロットリング600シャーペンと同程度に角が立っており更にあれより目が粗く、トンボモノテック並みに滑り止め効果が高い。ユニホルダーやリネックスはこれらより角がやさしく、ステッドラー925 25は目が細かくてあれを痛いという連中の気が知れない。
 重量配分が前方に集中し重心位置52mm(軸長比35%)+芯繰出ぶんというかなりの前重心。これくらい前のめりだと違和感あるものだが全体が軽いためそれもなく取り回しやすい。
●上軸(後軸)
φ8mm六角合成樹脂軸は型ずれもなく仕上がりが良い。直軸だからクリップ取付位置を変えやすく短軸改造も容易。
●クリップ
脱着可、約1g。長軸と相俟って手のひらに障りにくい短さ。厚地にもすんなり差せる。
外すと重心がさらに前進し48mm(32%)。日本の木軸鉛筆へ転用可。
●プッシュボタン
モノテックと同一。まったく安っぽい部品だが軽量化に貢献している。
簡易芯研器内蔵。研削角度約22°。芯先が尖りきらない。削るには芯を16mm以上出す必要がある。ステッドラー780は6mm出せば削れる。あれが普及しているのはゆえなきことではない。

 品名は元々米国の鉛筆会社イーグル(のちベロールに吸収、さらにサンフォードに吸収された)の鉛筆の品名。
ターコイズ芯ホルダは時代とともに変遷し、やはりEagle / Berol / Sanford Model 10 | Leadholder - The Drafting Pencil Museumが詳しい。

 おそらくトンボH200PAはこのシリーズの模倣。
また本品とモノテック芯ホルダは内部部品が同一、ロットリング300芯ホルダとは内部を交換可能。同じ製造工場と考えられる。
 かつて模倣していた国が製造元になるのは資本主義の皮肉というか自由市場の選択というか国際分業の必然というか、トリクルダウン現象が起きる産業構造は不況期には一転して搾取構造へ変じ、トリクルダウン先そのものが変わりもする。
 本品が機能的に充足しているにもかかわらずleadholder.comでみすぼらしいプラ棒と嘆かれるのは、たんに60年代の金属軸が美しいのみならず彼が米国人だからだろう。今や模倣品に入れ替わってしまったのだから。
それに対し需要が続きそうなシャーピーマーカーは今もアメリカ製だからサンフォードは意外に「愛国」的かもしれない。
 我々も同じ経験をし始めていることから、この件で米国に勝ったなどと喜ぶ日本人はいないと思うが、ここに見られるのは国家や民族の勝利ではなくて、国家の制約を避ける資本が、国境も民族も人種も超える自由市場で、技術力云々よりも資本に好都合な労働力を選んだと見るのが妥当。
そしてこのことは、情報革命と流通革命がもたらす巨大市場が国家を覆い、国境の壁を低くし、変革を促すことでもある。それが自由資本主義の無自覚な目標であり、資本主義が極まればその土台すなわち社会そして国家をも消費いや蕩尽するというマルクスの予想は正しい。
つまり国家解体闘争がすでに始まっているのである!
  1. 2013/04/29(月) 06:00:00|
  2. ┣芯ホルダLeadholder
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