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ファーバーカステル 51/2やすり

 鉛筆等の芯を削る画用やすり。紙やすり荒目9枚、細目10枚とスポンジを板にはりつけたもの。削り粉を拭きとるスポンジは古いため入手時すでに崩壊していた。

 この珍しい変種は意外にも伝統的で、黒鉛芯をやすることは19世紀から行われ、先付け鉛筆(芯先を削って出荷した鉛筆、欧州ものに多い)もやすりで削られている。
多くの技術者や建築家、製図家たちが、(略)そうした人びとは、一般に芯はサンドペーパーで研ぐので、ナイフでは木の部分だけを削って、芯は削らないように注意していた。芯まで削ってしまうとナイフの切れ味が悪くなるだけでなく、芯にも傷がついて折れやすくなるからだった。やり方はさまざまであっても、一九二五年の教科書に書かれたような以下のことがらは例外というわけではない。「鉛筆を正しく削るには、木の部分だけにナイフを使います。木の部分を一インチ以上削りこんで、芯のでている部分が八分の三インチになるようにしましょう。芯を研ぐにはサンドペーパーかエメリー(金剛砂)クロスをつかいます。指にささるぐらいまで研ぎましょう。」
「鉛筆と人間」(H. ペトロスキー、晶文社、1993)p283-284
一八九七年になってA・W・ファーバー社は、ヤスリを木片に埋めこみ、隣にフェルトの小さな切れ端のような「拭きとり面」をつけた「芯とぎ器」を発売した。この美術用芯とぎ器は、すでにディクソン社からだされているものに似ていた。
前掲書p279

 鉛筆を削るのに手っ取り早いのは刃物だが、黒鉛芯を限界まで尖らせるにはやすりが適しており、コンパスの芯先も鋭利にでき、2mm芯をやすり回転式芯研器で研ぐと.3mmシャーペンより細い線を描ける。
逆に芯先を尖らせないよう注意するのがマークシート試験。時間節約を要求されるなら太芯を選ぶのが最適だろう。

 現行品番185100 日本ではセット売りのみ。画像のものはピットモノクローム グラファイトセット(缶入)112965から。
PITTグラファイトクレヨン129900も当初は別売りされていなかった。全芯鉛筆2900は以前からあった。

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【KOH-I-NOOR/コヒノール】紙ヤスリ型芯研器/4900

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鉛筆と人間The Pencil: A History of Design and CircumstanceThe Pencil
  1. 2013/04/22(月) 12:00:00|
  2. ┣芯ホルダLeadholder
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