アフィリエイトの文具評論家ブログ実装版The Critique of the Stationeries with an Affiliate blog

ファーバーカステル 184000 ホルダー用芯研器ロータリー式

 旧品番52/40。品番はスラッシュで区切られたりハイフンでつながれたりする。2000年?廃番、ドイツ製、2900円。値上げ前2200円。クリーニングパット6+1コつき。
別売りクランプ185200, 旧品番52116, 500円(1990年代半ば廃番)
及び替えパット736611, 6ヶ100円(1998年以後カタログ掲載)があった。
 これは良品、しかし同社の芯ホルダを扱っている店でもバケツ芯研器といったら圧倒的にステッドラー502、たまに大型やロットリングがあるくらいで本品は珍しかった。つまり売れていなかった。実際、積極的に選ぶ理由が無い。1990年代後半でも旧々ロゴが使われ続けたのは金型更新するほど生産されなかったためだろう。

 研削角度約17°-19°。昨今の鉛筆削りに較べれば十分鋭角ながら2mm芯研器としてまた製図用としては鈍い。しかし筆記用としてはむしろ好いかもしれない。
鋭いことは脆いことだから、限界まで尖らせても、紙面にあてただけで芯先が欠けてしまうのではその行為に疑問が生ずる。
 それでも尖らせたいのがヒトの欲望だろうか。芯ホルダはその欲望を叶えるのに向いており、一般的な鉛筆削りの切削角度約24°より鋭い約17°前後に研削可能、その芯先は.2mmシャーペン芯より細く尖り.3mmシャーペンなどでは満足できなくなるだろう。この尖端鋭角闘争史こそ知られざる人類史!

 本品は大きい。502の1.5倍。他社製回転式芯研器と同様やすり利用で扱い方もまた同様、あれを大きくしただけ、と思えば意外な差異がある。ステッドラー502に回転式バケツを代表させて本品と比較しよう。
・502では対応ペン軸径がφ8.4mmまでだが本品はφ8.1、差込口部品を外すとφ9.9まで入る。但し内奥が窄まっているためステッドラー925 25-20は合わない
・502では芯出し調節孔の深さが11.5mm-8.8mmだが本品は9.6mm-7mmと浅く、短い芯を削れる。
・502では芯ホルダを斜めに挿すが本品はまっすぐ。

次に内部を見よう。
・502と同じくやすりがバケツ中心に据えつけられているが本品ではこのやすりが揺れて傾く。

そして回転蓋下部を見よう。
・502には無い長い突起が本品にあり、対向位置に2mm芯が挿し込まれる。→蓋を嵌めると突起がやすりを押して傾かせる。→傾いたやすりが芯先に当たって削ってゆく。
・502に較べれば本品はやすりを押し下げるため摩擦部が増え回転が重い。
・502と違って机等にクランプ固定でき、片手で芯研可能。

 芯ホルダを回転軸と平行に挿すためやすりを傾かせている。
やすりを円錐台形にしなかった理由は不明。コストか特許かそれとも研削角度調節機能を組み込む案があったのか。
 1990年代前半までなら、ステッドラーマルス500が同価格で売られ手強い競合品だったことだろう。ウチダ等はマルス500と同等の芯研器に四千円弱の値を付けていたから割安感もあった。官公庁や法人相手の商売ばかりしていると異常な小売り価格になることがよくある。

 取説など。1992年以降出荷された私有品の紙箱にはなぜかコクヨラベルが貼られ、流通に関与していたことが窺えるがコクヨに問い合わせたら不明とのことだった。※画像を撮り直した。

 同社回転式芯研器には52/45(台湾製、おそらく日本未輸入、リネックスLS1000やドラパス504と同一)もある。
【比較】Faber-Castell 52-40磨蕊器&52-45磨蕊器-外觀 - 小慶的雜七雜八 - Yahoo!奇摩部落格
【比較】Faber-Castell 52-40磨蕊器&52-45磨蕊器-細部比較 - 小慶的雜七雜八 - Yahoo!奇摩部落格
そして52/40自体にも新旧あるらしい。
【比較】Faber-Castell 52-40磨蕊器兩款比較

関連記事
・ファーバーカステル52/40旧型
  1. 2013/04/22(月) 18:00:00|
  2. ┣芯ホルダLeadholder
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<ファーバーカステル 184000(52/40)雑記 | ホーム | ファーバーカステル 51/2やすり>>

コメント

コメントの投稿

管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://schreibzeugkritiker.blog105.fc2.com/tb.php/244-224b9714
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)