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丸善美術商事 サムホルダースリム

サムホルダー:Amazon検索

 作動音ががっちゃんがっちゃんと機械的な3mmシャーペン。ステッドラー925 25-20やロットリング800/2mmとともにフルメタルシャーペンの一ツ。日本製。軸色5色。
無銘4B黒鉛芯1本付属、簡易芯研器内蔵。
適合芯研器:卵形芯研器、クリメカ芯研器等。
3.15mm芯が合わないので注意。純正品以外の適合芯:カランダッシュ6377、シスカ クリメカ3mm芯、ファーバーカステルTK9071(4Bのみ)

 付属芯は日本製らしく脂っこく、ファーバーカステル4B芯より色が濃い。
加えて異様な太芯を使い、およそシャーペンのイメージからかけ離れた製品なのは、本品が描画用だからである。一般的に太芯は芯ホルダの領分であるからノック式シャーペンは珍しい。
この種の太芯でノック式が利点か否かは意見がわかれるところ。成形木炭芯やチャコール芯へヴァリエーション展開しにくいのは欠点と言える。だが純正4B芯の書き味に満足すると、そう思わなくなるかもしれない。
また、こんな太芯なのにスリムなどと名付けられているのは、さらに太い5.8mm芯サムホルダーがあるためである。
 短いペン軸が手のひらに収まりやすく、口金が鋭角的なため紙面に触れにくく、芯を長く出しても太芯だから折れず、垂直面――画架に掛けた画板に対しても描ける。

a)本品
b)Koh-I-Noor5208S
c)カランダッシュ フィクスペンシル3
d)ファーバーカステルTK9400/3.15mm
e)Koh-I-Noor5205
f)ファーバーカステルTK9600
g)ステッドラー780C

三ツ割チャック(クラッチ)、3mm - 3.05mm芯用(3.15mm芯不可)、チャック内滑り止めあり、芯繰出量平均3mm、ノック負荷約1.6kg、残芯17.2mm以上、芯室長97mm、110mm長芯装填可。

●ペン軸
アルミ製。軽いと思いきや中身が真鍮で重い。重心位置55mm(軸長比46%)+芯繰り出しぶん。
 本品には前回のTK9600と好対照な特徴がある。
短い全長と相俟って重量配分に偏りなく、数値ほど重く感じない。TK9600よりK-I-N 5205/5905(約18g)より重いのに体感重量が最も軽い。
そして直軸。TK9600より0.6mmほど太い直径約10mmだが、数値以上に太く感じる。

●ノックボタン
ねじ留め。ひっぱっても抜けず紛失を防ぐ。
内蔵された簡易芯研器はあくまで補助。研削角度約60°。
ノック負荷1.6kgもあるのにこれまた重く感じず、作動も確実。

 あろうことかペン軸に滑り止めがまったく無いのだが、表面仕上げが酸洗したような、肌荒れしたような仕上げで、実際使ってみるとなんとかなる。
その滑り難さは北星大人の鉛筆と同程度、野外スケッチでも落とす不安がない。

 私がこれを入手したのは1990年代半ば、2mm芯ホルダを常用し始めたころ。
菱目ローレットを持つステッドラー782Cに辟易した後に本品を入手したから、ローレットに高い有用性を見出す私の観念が大いに揺さぶられたものだ。
たぶん太軸だから握りやすく感じられるのだろう、と往生際悪く思っている。
  1. 2013/06/24(月) 18:00:00|
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