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クム オートマティックロングポイント AS2M第一回


 これは特異な鉛筆削りだ。二穴式だが二種の鉛筆を削れるわけではない。
 鉛筆は二つの材料、軸木と黒鉛芯から成り立ち、一般的な鉛筆削りは繊維質材料と緊密な材料を一度に削る荒技をやっている。
 本品はこの作業を材料に合わせて二段階に分けてしまったために特異な製品なのである。
替刃二枚つき。さらに2mm/3.15mm芯研器が組み込まれている。ドイツ製。

・適合軸径①8.2mm、②7.9mm、切削角度約18°/とんがり係数約1.02、削りくず約0.25 - 0.3mm厚
 ①で軸木を削って②で芯のみを削る。二度手間だがよく尖るし芯先が欠けることもない。
鉛筆削りにも使い方のコツがあって、使い慣れないうちは芯先が欠けたりするが、本品では慣れを要さず芯先欠けを防ぎ、逆に尖りすぎを防ぐこともできる。
結果、NJK#516より鋭く#516並みにきれいな円錐頂点が現れる。

 本品は刃も特異だ。一見KUMの標準的な24mm刃やDUX 12N替刃のようだが、重ねると刃幅が違い共用できないことがわかる。

 欠点は透明な蓋が壊れやすいこと。蓋の可動部が合成樹脂を折り曲げただけで、脆化してしまうのだという。この蓋もまた無いよりはマシな員数合わせ。


b)KUM 400-5L
f)KUM 202-24
g)本品
h)トンボKSA-121えんぴつ用
i)クツワ トガール5
*鉛筆は全て北星9500/HB、同一ロット
*トガールは刃が鈍っている
 ①で鉛筆中心部φ3mm(実際には約φ2.5mm)を削り残す。削り出された中心部は②のφ1.9mm孔を通るまで削られる。刃が軸木を擦り始めたら削り終わった合図。
 始めから②で削ればいいのでは、と思ってみても②の刃が軸木を削れない位置にあるため、それができないのであった。

下左画像) 芯が中心からずれた鉛筆も削れる。
下右画像) 芯径がφ1.9mm以上の太芯、例えば三菱ユニ3B(芯径2.7mm)も削れるが、軸木を削る際に芯も少し削られて螺旋条痕がつく。
並んで写っているのは、本品同様、軸木を削って芯出しできるMOR(現M+R) 0207で削った鉛筆。

 旧いオートマティックが見られる。
→KUM Automatic LongPoint(旧型) 鉛筆削りブームブーム
→KUM AUTOMATIC 3B - 鉛筆削りブームブーム - Yahoo!ブログ
 芯出しできる鉛筆削りは本品が初ではなく、少なくとも戦前には存在していた。
→Artena Nr. 64 - Lexikaliker

KUM/クム KM26オートマチック(芯研器付き)


【北星鉛筆】事務筆記用鉛筆 #9500(硬度:HB)

【北星鉛筆】事務筆記用鉛筆 #9500(硬度:B)
【北星鉛筆】事務筆記用鉛筆 #9500(硬度:2B)
ブンドキ.com Yahoo!店

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  1. 2013/10/20(日) 18:00:00|
  2. ┣鉛筆Pencil
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