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パーカー インシグニア



 手帳を入れたワイシャツのポケットの隙間にも差せる細軸筆記具分野に、クロスセンチュリーという高名な回転繰出式油性ボールペンがある。私が営業御用達ボールペンと勝手に呼ぶ当製品は種々の仕上げがあり、これだけでクロス社が数十年間操業できたほどの定番品。
 その分野でパーカー社は回転式を避ける傾向にあり、ノック式ボールペン"クラシック"を発売していたが1992年、クロスに対抗すべく回転式油性ボールペン"インシグニア"を投入した。今回紹介するのはそのシャーペン、芯径0.5mm、フルスライドスリーヴと筆圧吸収機構を持つ。

 ボールペンに対しシャーペンはノック式。その感触は柔らかく、ノックボタンのかたちはアールデコ調で美しく、紛失を防ぐため後軸から外れない。芯補充するには後軸ごと外す。
 ポケットから抜き取りやすいようクリップは浅く入り、上部20mmは露出する。軸前部円錐部の長さは約35mm、軸を短く握るなら扱い難いだろう。
 消しゴムφ6mm El6黄色印はシェーファータルガ旧型に転用可、クロス旧型やパーカー51/61回転式には不可。
 ボールペンの姉妹品としてのシャーペンはおざなりなものだがこれにはそのような部分がない。と、賞賛しながらも私はこのシャーペンを使ったことが殆どない。.7か.9芯径であれば死蔵しなかっただろう。
 パーカーはジレット、サンフォード(現ニューウェルラバーメイド)と親会社が変遷したが、インシグニアはソネットとともに自社資本時代の製品、買収後の製品が短期間で廃番になったことを考えれば何とも皮肉な話だ。
そのインシグニアも廃番となった。後継はソネットスリムであるらしい。

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  1. 2007/12/10(月) 14:03:57|
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