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ツバメノート クリームノートC2017

ツバメノート;Amazon検索

 ライフ シェプフェルモレスキン カイエに続き、今回は良質な紙で定評あるツバメの中綴じノート。ツバメノートは現在、ライフの関連会社。
 今月の三種に限っていえば、万年筆で書くならライフ シェプフェルとツバメがよい。鉛筆ならどれでもよいが、天然ゴム等非塩ビ消しゴムを使うならモレスキンカイエがいい。あとはマルマンがアンチークレイド紙で綴じノートをつくったら人々の生活水準が向上する。

判型A5, B5
罫線/表紙色;8mm横罫/赤、5mm方眼/青、無地/黄土色
本文紙:高級クリームフールス紙
糸綴じ、中綴じ、32枚64ページ、2008年10月発売、日本製。

・紙の色はシェプフェルより淡くモレスキン カイエより濃いクリームイエロー。
・簀の目入り。
・表裏あり。表がちょっとだけ書き味が良い。
・透かしが前半後半二種入り。

 紙面がシェプフェルほどなめらかではなく、モレスキンカイエほどかさついていない。これに鉛筆で書くと筆触がやわらかく感じさえする紙だった。ステッドラー ウォペックスも書き味良く感じる。
本品に万年筆で書いたことはない。同じくフールス紙を用いた同社W40Sノートに書いたときには、パイロット万年筆インクが裏抜けせず滲まず、ライフ製品に並ぶ紙であった。
 一部の合成ゴム消しゴムつまりミラン合成ゴムと相性悪く、あれで消すと紙面に残留物を生じ、筆記と消字を三・四回繰り返すとそれが皮膜となって黒ずむ。モレスキンなら四・五回まで可能。消し跡が真っ白にならなくても気にしない私でもそれにはまいった。
皮膜が黒ずむ前なら天然ゴム消しゴムである程度除ける。サクラ ファイトグリーンもミランに似た性質がある。
 ミラン合成ゴムは紙面を傷めないやわらかな消し心地で、それでいて折れず消しゴム生地も粘らずとても良いのだが、なめらかな紙とは相性悪い。あれに適しているのはわら半紙やマルマン アンチークレイド紙など紙面が粗い紙だと感じる。とくにアンチークレイド紙には好適だった。
 同じ合成ゴムでもSEED製品、CLスリムやコクヨ F-WPW107では残留物を生じない。
 塩ビ消しゴムでは問題ない。
 翻訳して、日本語は同音異義・類義語が多く、(発音上の)語彙が少ないことに改めて気づく。早期に導入された漢字がやまとことばの発達を妨げてしまったのだろう。デーブ スペクターが埼玉に住んでいるのは同音異義語でダジャレを作りやすいからに違いない。
参考になるかもしれないWebページ
→思索の遊び場 > 高杉親知の日本語内省記 > 同音異義語への異議
→高度情報化社会にむけて ワープロと視覚障害者
日本語は視覚障碍者にとって不利なようだ。米国で視覚障碍者を電話オペレータとして雇用し、所得税収を増やして社会保障費を減らした、と聞いたことがあるが、日本でそれを導入するには変体仮名を復活させて発音を増やす、速記字を広く採用する、健常者が全かな文に慣れる、音声報告書を認める、など何らかの工夫がいる。

 そして私は次のように考える。
 しかしこれら日本語の欠点は明治以降、言文一致を前提として、その使用者たる日本人に識字率向上を要求し、近代産業化に少なからず貢献した。
但し文書を重視する傾向は、日本が契約社会だからというよりは、日本語が書き言葉に傾倒しやすく読書による自己完結型学習が主流だからだ。

 日本が文具大国なのは、また別の理由だと考える。
商売繁忙期を意味する「書き入れどき」に表されているように、市場が活性化すれば書類が増えることから、(電子文書化以前の時代では)産業の発達と文具需要が密接に関係しているという仮説を前に書いた気がするが、日本の文具産業が現在発達しているのは、この国が遅れてやってきた産業国だからだろう。
日本以前は米国やドイツの文具産業が盛んだったし、それ以前は英国ではなかったか。
そして米国がパラダイム転換を起こしてしまった。電子ガジェットは新たな文具だ。我々はすでに飲み込まれている。
 ツバメノートの無地ノートには白無地ノートもあり、A5判のほかB5とA4がある。フールス紙ではなく透かしも無く、ミラン合成ゴムとの相性もやはり悪かったが、良質な紙だった。薄いケント紙と言っていいかもしれない。

  1. 2014/07/30(水) 23:00:00|
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