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ダックス9249ノスタルジー



ドイツ製。大小二穴式。ともに替え刃は同社12N。
四条ねじの蓋を約45°回して外す。
上から
三菱ユニ/2B
ステッドラー トラディション110/3B
同/2B
ダーウェント スケッチング/HB

細軸用φ8.2mm、切削角度約24°、とんがり係数約0.81、削りくず厚約0.2 - 0.25mm
削れ味は良いが優れてはいない。
・口径φ8.8mmだが、刃が奥まっているため実際はφ8mm強。ダーウェント スケッチング鉛筆φ8.1mmに好適な口径だ。カランダッシュ グラフウッド775 φ8.2mmもギリギリ削れる。
・約24°で削られた鉛筆を削り直せず、おかしいと思って刃を外そうとしたらねじが緩んでいた。締め直すと解決。
・ステッドラー トラディション2B(画像内3本め)の芯先が砕けやすいから軟芯に向かないのかと思えば、同3Bの芯先は崩れず尖った。
・芯先が尖っても、気づかず削り続けると芯先が砕ける点に注意。一度そうなると何度削り直しても砕けてしまい、芯先が鈍るまで書き減らす必要がある。これは他製品でも同様。
上から
月光荘8B鉛筆
キリン鉛筆ウッディパルジャイアント/4B
ファーバーカステル#9000ジャンボ/4B

太軸用φ11.8mm、切削角度約31°、とんがり係数約0.62、削りくず厚約0.3mm
削れ味良く、削った面がけばだたない。
・日本製鉛筆削りには太軸用が無いに等しく、好事家にとって重宝する。
・しかし芯先を尖らせられず、どうしても芯先がねじれる。もっとも通例デッサンやスケッチで円錐頂点を削り出すことはない。
Koh-I-Noorジャンボグラファイト1820 φ11mmなど多くの太軸を削れるがKoh-I-Noorトリオグラフ1830 φ12mmは削れない。ムリすれば削れるが芯先がうまく尖らない。
2016年10月20日追記;DX9249鉛筆削り本体を蓋から外すと、太軸を削っても芯先がねじれることなく尖り、またK-I-Nトリオグラフ1830をギリギリ削れるようになって、カランダッシュ グラフウッド775も削れるようになった。
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 特徴は旧式なところ。1936年に発売された製品を復刻したらしくノスタルジーと名付けられ、クランクハンドル式鉛筆削り機や電動削り機とは異なる卓上鉛筆削り器。
内部で刃を留めるねじは現行品らしくプラスねじだが、表に見えるのはマイナスねじ。DUXに限らずドイツ製鉛筆削りは1980年代あたりまでマイナスねじが使われていた。比較の同社2580Nは西独時代もの。
 戦前の小物を再現するにも好適、リエナクト用小物にもいいと思うが、野外では使われなかっただろう。参考→http://www.spitzmaschine.de/rar/rarbakdose.html
 材料はDuroplastとアルミ合金。
同社がDuroplastと呼ぶのは、輸入業者ハイタイドによればフェノール樹脂(ベークライト)。セルロイドやエボナイトと並ぶ戦前戦中の代表的合成樹脂で、ある程度の耐熱性をもつ熱硬化性樹脂。現在もやかんや鍋の把手に使われる(と思ったがあれはユリア樹脂だったかもしれない)。耐熱限界を超えると溶けずに収縮してひび割れる。
フェノール樹脂本来の色は朱色がかった赤褐色。その色があればそれを選んだかもしれなかった。
色は緑マーブル9249のほか赤マーブル9239、無地の赤黒緑9209、そのほか一穴(単孔)式9207がある。
輸入業者が9249につけた品番はDZ016 GNである。

 PPを折り曲げた箱に入っていた。ここも古風な紙箱だったらよかった。


テープつきDX9559はAmazon.deで16ユーロくらい。貿易商には自身の仕事を過大評価する傾向がある。
  1. 2014/10/24(金) 20:00:00|
  2. ┣鉛筆Pencil
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