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ラミー ロゴ第三回 万年筆L05

ラミー ロゴ;Amazon.co.jp検索

 巷で人気な同社サファリの陰で、ペン軸が丸棒でしかないロゴは事務用品然としてあまり人気がなくAmazon順位も低い(Amazon.deは例外だ)。しかし私はこの単純さが好きだ。首軸と胴軸が同径で大きな段差もなく、首軸の滑り止めもいい塩梅である。
たぶん1983年発売、ドイツ製。青インクカートリッジ1本付属、両用式、吸入器LZ26別売。
今回のステンレスL05は並行輸入品を、ステンレスヘアラインL06は正規輸入品を注文した。ともに白ペン、EF, F, M, Bの四種。いつも通り検品時の青インクが残っていた。

 ペンポイントがペン軸中心軸線からズレているのが、万年筆の特徴であり初心者が戸惑うところ。同社はニブを前掲させて違和感を減じている。
 ニブとペン芯は好調、気温32℃湿度55%、純正旧ブルーブラックインク(酸化染料系、鉄-没食子酸系)で3分放置後も書き出しがかすれず、一ヶ月使わずにいてもつまずくことなく書き出せた(横置き、秋季、吸入器使用)。
その能力はインク残量が減るにつれ落ちるが、洗うかインク補充すれば回復する。

 ニブはサファリと同形、中央が膨らんで(「肩」が張って)おらず切割りが長いため、堅いながらも穂先がしならないではなく、万年筆の書き味を感じられる。かといって無用にニブに負荷を与えるものではない。

 字幅はEF(極細)を選んだが、ゲルボールペン0.7mm相当で極細とは言えず、日本人が思う極細と彼らが思うEFとは異なる。そしてドイツ版公式HPにはEFが無かった。→http://www.lamy.com/ger/b2c/logo/005:2014年9月閲覧
「裏書き」すると線が若干細くなる(ゲルボールペン0.5mm相当)ものの、ニブに負担を与える書き方だから勧めない。そこでEFニブを削って細くしようと予定していたが、結局そのまま使っている。
 尻軸に隙間がある(ア)。カートリッジか吸入器を取り付ければ一応塞がれる(イ)ものの気密性が低いに違いない、と予想したが、うっかり二ヶ月ばかり放置してしまっても(横置き、冬季、純正旧ブルーブラック、吸入器使用)、ペン先が涸れなかった。
 この隙間は、尻軸に設けられた凸部(ウ)に弾性を与えるためにある。
弾性を得た凸部は、後着した鞘を内側から押さえる(エ)。
そのため7mm長しかない尻軸に鞘を着けても外れず、それでいて外しやすい。安っぽい樹脂部品だが信頼できる。
 難点はポケット内で胴軸がゆるむこと。ポケットから取り出すとよくゆるんでおり、外れてポケットの中に落ちていることもある。使用につれてゆるみにくくなったが原因がわからんので対処法もわからん。
*力任せに締めつけるとますますゆるみやすくなるので注意。

 鞘は2000やサファリに比べ少々堅く嵌まる、というよりこちらが普通で、あれらが鞘を外しやすい。片手で鞘を開けることすらできる。
 私有品はクリップばねがズレて組みこまれ、手前へひしゃげており、不良品に限りなく近く、返品するかどうか迷った。
実用上クリップとして機能するが、厚地に挿す際に抵抗が大きく、可動クリップの長所が損なわれている。ズレないようにばね受け凹穴を設けるべき。
 本来なら、十分な狭持力がありクリップ尾部(先端部)に金属球が埋め込まれて生地を傷めず、安物として設計されたのによく考えられている、と記していただろう。

 同社2000の可動クリップは意外にも厚地に適さない。そこ以外は携帯に適した製品なのに残念なことだ。対する本品はそんな厚地にも対応する。
 このロゴL05は並行輸入品にもかかわらず正規輸入代理店の保証書が付されていた。代理店によれば、正規・並行の別なく保証書と購入日付が明らかなら保証適用だという。結局返品しなかったので、こうして記事になるというわけである。こんなのに当たってもなお私は並行輸入を妨げない、むしろすすめる。反TPP派でも自由貿易論者には変わりない。

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  1. 2015/08/10(月) 08:00:00|
  2. 万年筆Fountain pen
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