上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
- --/--/--(--) --:--:--|
- スポンサー広告
-
-


1990年代ロットリングの一般筆記具、0.7mm(のち.5mmが追加)自動芯繰出式、廃番。軸色は白と黒のほかにカタログ未掲載の色軸があった。
軸長157mm、芯先からクリップ先端まで102mm(ティッキー91mm)、クリップはノックボタンに据えられて軸方向に回るため筆記中にも障りがなく1mm押せば芯を繰り出す。突針ナシ。白軸は日焼けして変色した。
自動芯繰出機構は他製品からの流用と思われるもののラインナップを整えるために乱造された製品という印象は全くない。
この内部機構はのちにロットリング400へ転用されたが、回転繰出式より扱いにくい他社のツイストノックにこそ搭載されるべき。


ノック式のチャックには箍がはめられている。でなければチャックがすぐに開いてしまい、芯を送り出せず芯を容易に引き抜けてしまう。
自動芯繰出式ではこの箍をなくし、容易に芯を引き抜けるチャックの欠点を逆用して、可動スリーヴが押圧されたぶんだけ芯を繰り出す。

スリーヴは前後動し、内部に芯を銜えるゴム輪がある。
芯が書き減る(1)とスリーヴだけが紙面に押され後退(2)、ばねにより前進する際に芯を引き抜く(3)。以降繰り返し(4)。画像ではばねを外し移動量を大きくしている。
芯を押し込むとチャックも共に退がって芯を挟むため、筆圧がかかっても芯は退がらない。押し戻すにはノックしてチャックを開く。
筆圧約40gで作動し、未使用時はスリーヴを収納する。スリーヴが紙面に擦れる感触はあまりよくない。
完全分解できないため確認不能だが、アルトロのスリーヴはゴム輪ではなく機械的なものかもしれない。芯に輪状の跡がつく。
- 2008/05/20(火) 06:30:00|
- ┣シャープペンシルMechanical pencil
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0