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モンブラン クラシック280, 380

モンブランボールペン替芯;Amazon検索


クリップのレバーを押し下げてノック、そのままポケットに挿すとノック解除するレバーノック式油性ボールペンNo.280とNo.380は70年代クラシックの姉妹品。
てこの原理を応用したこの方式をモンブランは1960年代に採用、1990年代初頭まで生産した。
筆記中、稀ながら不意に芯が戻る欠点のためか、ノック式ボールペンの黎明期に登場した簡便なこの方式をモンブラン以外が採用しているのを私は寡聞にして知らない。
一方、70年代ノブレスに採用された、クリップを持ち上げるとノック解除するウィップクリップは現在も他社製に見られる。

実に単純な部品構成の画像は60年代の38(380の前身)を分解したもの。70年代も構造は変わらない。

中3本がモンブラン製、替芯形式は左から右へと新しくなる。
左端のステッドラー製スターフィクスS 451 Jumbo Refillは以前の欧州標準油性G1型。モンブランも60年代初期は同型を用いていた。右端は比較のための油性G2(パーカー)型。
インクのダマはできにくいものの書出しで擦れることがあり、書き味は滑らかではあるが軽くはない。

ヘアライン仕上げの280には品番が刻印されているが380にはなく、70年代末か80年代生産品と思われる。前軸内奥に見えるのは替芯受け。芯先はガタつく。

70年代と80年代ではクリップ寸法が異なり、前軸長に1mmの差がある。

 現在の高級ボールペンといえば回転繰出式が主流だが、万年筆を凌駕する即応性を持つボールペンの利点を活かさない設計など当時のモンブランは許さなかったのだろう。

※追記:モンブラン油性替芯は1970年代後半頃から型を変えていないが、現行は尾部の樹脂部品がなく短い。当時から脱着可能なこの色部品は、レバーノックになくてはならないため、これにBRFN-10/20/30を転用するなら尾軸を取りつけねばならない。もちろん尾軸を自作する方法もある。
※追記:モンブランがレバーノックを採用したのは1950年代後半だった。→「万年筆クロニクル」すなみまさみち、古山浩一/えい出版/2007,p154-155

万年筆クロニクル:Amazon

  1. 2008/04/10(木) 06:30:00|
  2. ボールペンBallpoint pen
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

先端

連続書き込み 失礼します。

私はこれのペン先の角度の美しさこそB.Pで世界一だと思っています。
首軸から先端の金色のリングの角度。そこから出てくるリフィルが面一で、完璧なプロポーション。
お気に入りの万年筆のニブは、時折見つめてしまいますが、B.Pで先端を見つめてしまうのは、この1本だけです。

勝手な想いを書き込んでしまいました。
失礼しました。
  1. 2009/04/22(水) 01:23:00 |
  2. URL |
  3. Hagy #-
  4. [ 編集]

 意見や思いというのは往々にして勝手に湧き出るものと思います。
相手に沿うことを第一義にしては意見とは一体何ぞということになりますし、かといって差違や異議に執着しては本心から離れるやもしれません。
とかく人の世は生き難い。なんつって。

>そこから出てくるリフィルが面一
それには気づきませんでした。口金前縁が薄いこともあって面一、以前は替芯先端が真鍮?だったので色も合っていましたね。
  1. 2009/04/23(木) 00:45:05 |
  2. URL |
  3. 魚眼 #-
  4. [ 編集]

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