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ロットリング ティンテンクリ第二回

 中針式、中空式とも呼ばれる尖筆型万年筆は1879年に発明された管状のニブと棒状の栓を持つインク導管で、インクの流れをラムネ瓶のように制御する。ねじ部の螺旋の溝は通気溝。
 ニブを下に向けると内部の棒が下降してインクの流れを遮り、ニブが紙面に触れれば先端から突き出たワイヤ(中針)が押されて内部に引っ込み、棒を押し上げてインクを流す。入れ替わりに通気溝から空気が入る。
原型となった尖筆型の棒状の栓は長大なものだがリープはこれを小型化、またインクの流れを完全には遮らないようにしている(乾燥防止のため?)。

 ニブは中字(0.75mm径(公称0.5))と細字0(0.3mm径)の二種。黒と透明があるが細字は透明ニブにしかないようだ。画像の黒ニブは後期型、尾端の部品が樹脂製。
ラピッドグラフ用VLニブは先端の導管が1.5mm長くティク用細字も同じく長い。

 ニブは首軸にねじ結合されるがぐらつく。しばしばインク漏れを起こし、逆に書き出せないこともある。そのようなときはニブを上に向け尻軸をノート等に軽く打ち付けて通気溝に溜まったインクを内部に落とすか、前後に軽くゆっくり振ってインクをニブに送る。

 ピストンノブ基部の赤い輪には-TIKU-または-TINTENKULI-TIKUと刻印され、他に社名等の刻印ナシ。
 ペリカンと業務提携したことがあったからか、輸入代理店の海外事務器(当時)の都合か、'80年代前半のロットリングカタログでは「ペリカンのファウントインディアインクが最適」と記されている。
ロットリング自身もインクを発売しており、1960-80年代の樹脂製インク容器591 1**は32mlと小振りながら大きなインク溜まりがある吸入式用。
  1. 2008/07/10(木) 06:30:30|
  2. 万年筆Fountain pen
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